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【しょね入っちゃあるな】和歌山県の野球強豪校4選

2016 7/31 09:20
野球
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和歌山県は、野球の少数激戦区としても知られていることをご存知だろうか。どのような強豪校があるのか、ここでは和歌山の強豪校を4校紹介する。

名将率いる強豪校!私立智辯学園和歌山高校

智辯学園和歌山高校は、言わずと知れた和歌山の強豪校。夏の甲子園出場は21回(優勝2回、準優勝1回)春の選抜大会も出場10回(優勝1回、準優勝2回)と全国レベルでみても圧倒的な成績を残している。 2015年まで監督を務めた高嶋仁氏は、ユーティリティプレーヤーをつくり上げることに長けており、鉄壁の守備は智辯和歌山の代名詞でもあった。高嶋仁氏が去った後の智辯学園和歌山高校が、どのような野球をみせてくれるのかがとても楽しみである。

兄妹のプロ野球選手を輩出!市立和歌山高校

市立和歌山高校は、数多くのプロ野球選手を輩出している強豪校。ヤクルトスワローズで活躍する川端慎吾選手、女子プロ野球の川端友紀選手は兄妹そろって市立和歌山高校出身と、全国的に見ても珍しい兄妹プレーヤーの出身校としても有名だ。 公立校ながら、県大会では毎年勝ち進んでおり、2014年には智辯学園和歌山高校の独占状態であった甲子園出場を阻止して、10年ぶり4回目の甲子園出場を果たしている。 強豪ひしめく和歌山県だが、こういった公立高校の活躍が光っているのも特徴的だ。

公立高校唯一の春夏連覇!県立箕島高校

県立箕島高校は、公立高校として唯一の「甲子園春夏連覇」を成し遂げた和歌山の古豪。名監督尾藤公氏が率いた1966年から1995年にかけては、春夏合計14回の甲子園出場を果たし、全国に”箕島旋風”を巻き起こした。 元メジャーリーガーの吉井理人氏、元西武のエース東尾修氏など20人ものプロ野球選手を輩出しており、これは和歌山県の高校として最も多い人数だ。 2013年に、尾藤公氏の長男である尾藤強氏が監督に就任し、久しぶりに夏の甲子園出場を果たした。今後、親子2代監督として古豪の復活が期待される。

甲子園出場20回を誇る伝統校!県立桐蔭高校

県立桐蔭高校は、旧制和歌山中学(学制改変前の名称)時代をあわせると夏20回、春16回の甲子園出場を誇る伝統ある古豪。 1986年以降は、春夏どちらも甲子園出場を逃していたが、2015年には21世紀枠で久しぶりの春の選抜大会出場を果たした。しかしながら、夏の県予選では勝ち進むことができておらず、古豪復活への道のりはまだまだ時間がかかりそうだ。新入部員を含めた1からのチーム作りを行い、智辯学園和歌山高校の牙城を崩したいところ。今後の活躍に期待だ。

監督によって変わる戦力図

先述したとおり、和歌山県の高校野球においては”名将”と呼ばれる優れた監督が多くみられる。 智辯和歌山の高嶋仁氏、箕島高校の尾藤公氏などの名将が率いた高校はいずれも甲子園常連となっていたが、そんな名将が一線を退いた現在、和歌山県の高校野球は勢力図が大きく変わっている。 古くから少数激戦区として知られている和歌山であり、どの高校が甲子園出場を果たしてもおかしくない。名門校の連覇か?古豪の復活か?和歌山県の高校野球から目が離せない。