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富山県屈指の名門校 100年以上の歴史を持つ高岡商野球部とは

2019 8/6 13:00
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2019年夏の甲子園、富山県からは高岡商業高等学校が出場する。今年で20回目の出場となる高岡商の歴史や戦績、卒業選手などを紹介する。

100年以上の歴史を持つ名門野球部

高岡商業高等学校は1897年(明治30年)に創立された公立の商業高等学校。野球部の創設は、1923年(大正12年)と100年以上の歴史をもつ伝統高校だ。

高岡商が始めて夏の甲子園に出場したのは、1937年の第23回全国中等学校優勝野球大会。富山県勢では初の甲子園出場となったものの、1回戦熊本工業高等学校に2-3で惜敗という結果に終わる。

1937年の初回以降は今年を含めて計20回、夏の甲子園出場へ出場しており、最近では2017年から3年連続での出場となる。

戦後の最初の大会で甲子園初勝利

記念すべき夏の甲子園初勝利は太平洋戦争による影響で7年ぶりの開催となった1947年の第29回全国中等学校優勝野球大会。

高岡商は2回戦から登場し奥羽・岩手県代表の福岡中と対戦(都道府県単位の地方予選ではなく19地区の予選を経て19校が出場)。初回で先制した高岡商は7回に逆転を許すも、直後の8回に一挙6点を挙げ9回にも追加点。9-4で勝負は決したかに思われたが、最終回に福岡中が猛追。1点差の9-8で辛くも勝利をおさめ、富山県勢としても初となる甲子園勝利を手にした。

接戦を制して8強に進出した高岡商だったが、2戦目の準々決勝で南関東・千葉代表の成田中(現:成田高校)に3-6で敗れ姿を消した。

春の甲子園では初出場初勝利

春の甲子園初出場は、1968年に行われた第40回大会。中部代表として出場を果たし、1回戦では九州代表の沖縄と対戦して14-1で大勝、初出場で初勝利。しかし、2回戦では同じ中部代表の名古屋電工に0-2で敗れた。

以降春の甲子園には1988年の60回大会、2006年の78回大会、2010年の82回大会、2017年の89回大会に出場したが、いずれも初戦突破は叶わず。春の甲子園出場回数は富山県勢では富山商業の5回に並び1位となっている。

夏の甲子園での直近は最高3回戦

高岡商は今大会で3年連続の出場となるが、近年の戦績はいまひとつ。

2017年の夏の甲子園は2回戦からの出場。東海大菅生高に1-11で大敗を喫した。

2018年の夏の甲子園では1回戦で佐賀商に4-1、2回戦で佐久長聖に5-4と順調に駒を進めたものの、3回戦で高校球界屈指の強さを誇った大阪桐蔭に1-3で敗れるという結果に終わった。

高岡商の注目選手「堀裕貴」

今年の高岡商の注目選手は3年の堀裕貴選手だ。高校通算20本以上本塁打を打つ高岡商の4番で、地方大会では投手としても活躍。最速141キロの速球を武器にクローザーを務めチームを聖地へ導いた。

2年生の春、富山大会から頭角を表し、前回の夏の甲子園にも出場。今年で3年生となる堀裕貴がどのような結果を残すかが注目となる。

高岡商業は累計20回と多くの夏の甲子園出場を果たしているが、夏の甲子園で3回戦以上に進出したことがない。堀裕貴を中心に今年こそは3回戦を突破し、令和最初の大会で新たな歴史を刻みたい。

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