倉敷商にサヨナラ勝ちで初の頂点
2024年の高校野球春季中国大会は尾道(広島3位)が初優勝した。6月4日に鶴岡一人記念球場で行われた決勝で倉敷商(岡山1位)に延長10回タイブレークの末に6-5でサヨナラ勝ち。初の頂点に立った。
決勝は尾道が初回に一挙5点を先制。倉敷商は終盤に反撃して9回ついに追いついたが、延長10回裏、尾道・前田栄輝がサヨナラタイムリーを放って熱戦に終止符を打った。
尾道は2019年、2022年と夏の広島大会決勝に進出したが、広島商と盈進に敗退。初の甲子園を目指す今夏は3度目の正直なるか。
広陵は中国地区42連勝でストップ
倉敷商も崇徳(広島4位)を7-1、広陵(広島1位)を2-1と広島県勢を連破して準優勝。今夏は3年ぶり12回目の甲子園へ視界良好だ。
春の広島大会を制した広陵は初戦で鳥取城北(鳥取1位)に逆転勝ちしてベスト4。2022年夏の広島大会3回戦で英数学館に敗れて以来の中国地区の公式戦連勝は42でストップしたが、今夏はプロ注目右腕・高尾響を擁して4季連続甲子園を狙う。
1954年創部の公立校・海田(広島2位)は初戦で益田東(島根1位)との接戦を制して4強入り。今夏は初の甲子園を目指して広陵、尾道、崇徳など強豪私学に挑む。
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