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【ケッパレ!】青森県の野球強豪校5選

2016 7/28 19:12
青森山田 甲子園
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東北地方を代表する青森県の野球強豪校をご存知だろうか。ここでは、青森県の野球強豪校を私立、公立含めて5校紹介する。

スポーツが盛んな青森山田高校

元々、創立者が大正時代に裁縫教室を自宅で開いたのが始まりとされている青森山田高校。野球に限らずスポーツが盛んな高校で、普通科スポーツコースという学科が存在しており、テニスの錦織圭選手や卓球の福原愛選手などが卒業した学校として知られており、プロサッカー選手も多く輩出している。

ここ数年は甲子園から遠ざかっている野球部だが、平成16年から6年連続で夏の予選を勝ち抜いて甲子園出場を果たしており、高校野球ファンは強豪校の復活を待ち望んでいる。

青森県の双璧の1つ!八戸学院光星

青森県で高校野球の強豪校と言えば、青森山田高校と八戸学院光星を外しては語れない。過去5年間の春夏を合わせ、7回の甲子園出場を果たし、光星学院の名前では、2年連続で夏の甲子園の準優勝という輝かしい成績を残している。

2012年の甲子園では春夏通じ連続で、大阪桐蔭高校と同一カードで決勝戦となり、話題を呼んだ。春夏ともに大阪桐蔭高校に一歩及ばず、優勝を逃した。野球部は全寮制で、野球部員は寝食を共にしており、練習に打ち込んでいる。多くのプロ野球選手を輩出していることからもその強さが伺え、高校野球ファンからの期待も高い。

春夏甲子園5回出場の古豪、弘前実業高校

近年では甲子園の出場はないが、県立高校の古豪として名を馳せているのが弘前実業高校だ。公立校でありながら、スポーツ科学科があり、スポーツが盛んで相撲やバスケットボールは全国の常連になっている。スポーツ以外では、全国でただひとつ「りんご専攻学科」がある珍しい高校でもある。

平成8年の夏の甲子園に出場したことを最後に、甲子園からは遠ざかっている。グラウンドを他部と共用して練習に励んでいる部員たちの姿を見ると、エールを送らずにはいられない。

第71回高校野球選手権の軌跡、弘前工業高校

県立高校ながら第70回、第71回と2年連続で甲子園出場を果たしたことがある弘前工業高校。第70回大会に出場した際には、甲子園初戦敗退したものの、実は部員のほとんどが2年生だったことも記憶に新しい。

翌年の第71回大会には、錚々たるメンバーが出場していた。元ダイエーの大越、元巨人の元木や横浜の種田、巨人の吉岡などのアイドル選手が揃った年であり、残念ながら大越を擁する仙台育英との東北対決に破れはしたものの、自慢の二枚看板の投手は当時から高い実力を秘めており、上位進出も充分狙える位置にいた。その大会以来、甲子園とは縁遠くなってしまったが、県立高校の古豪復活には是非期待したい。

近年一気に力をつけてきたニューフェイス!弘前学院聖愛

ここ数年で成長著しいのが、弘前学院聖愛だ。2013年には青森県の最大勢力、青森山田と八戸学院光星を破って甲子園出場を決めたのは記憶に新しい。

チームの和を大切にするように、一から監督が作り直したというチームは現在もその礎を継承している。練習環境や選手層などは及ばないものの、精神的に強くなった選手たちが今後実力を発揮してくれるだろう。今後、青森山田と八戸学院光星の双璧時代に、強豪の一角として食い込み、青森県予選をもっと面白いものにしてくれることを期待してやまない。



以前はなかなか甲子園で勝利することが難しかった青森県勢だが、近年は優勝候補にまで名を連ねるようになってきた。今後、どのチームが青森山田と八戸学院光星の2強を崩すのか?また再び公立勢が台頭する時代がくるのか?ぜひ見届けたい。