左投手の重要性とは？左王国DeNAの近況

なぜ野球で左は珍重される？

一般的に世の中には圧倒的に右利きが多いため、右投手が多いのは当たり前だ。そして、右投手が投げる球の出所が見えやすいという理由から、打者は左打者の方が有利であるとされている。打者にとっても左投手の球は慣れない軌道からくるため、捉えにくいとされている。

このような通説から野球では、左利きの人や左でプレーする人を歓迎する傾向がある。
コレを聞いて、右利きの人が左打ちや左投げを行うことがあるが、当然ながら利き腕でない方で投げたり打ったりすることは難しい。怪我や故障、必要に応じての矯正などの場合を省き、あえて利き腕を変更することは少ないだろう。

このような理由もあり左利き野球選手の多くは、必ずと言っていいほど指導者から投手の素養を試されたことがあるのではないだろうか？

プロ野球の世界では、今もなお左は重要

ではプロ野球の世界ではどうだろう？まずは名球会投手を見てみよう。

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名球会入りした投手20名中、左投手は6名。諸説存在する一般的な左利きの割合が、約10％前後であることからすると、名投手にも左投げの投手が多いことがわかる。

左王国 DeNA

昨今、広島との首位争いを繰り広げているDeNAは、数年前まで左投手が欠乏しており低迷を続けていた。
しかしその改善策として、ここ数年は左投手の補強を重点的に行ってきた。すると昨シーズンあたりから「左王国」との呼び声も高く、チームは好調を迎えている。

確かに、首位争いを繰り広げる広島と比較してみると、左投手の割合がやや高いと思われる。

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現時点で勝利に貢献している投手は、右投手の方が多い。理由はエース石田の不調と、本来ローテーションにいるはずの今永と濱口の出遅れになどによるものだ。

まもなく合流するといわれている今永と濱口が、5月から昨年以上の活躍をする事ができれば、間違いなく「左王国」の面目躍如となるだろう。