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本塁打記録アレコレ 事実上更新はむずかしい?

2017 8/25 10:07cut
野球場、フェンス
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2013年・バレンティン選手の軌跡

プロ野球における1シーズン最多本塁打記録は、2013年にバレンティン選手(ヤクルト)が達成した60本塁打だ。この年のバレンティン選手はシーズン開幕前に、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にオランダ代表として参加。例年より仕上がりは早かった。しかし、WBC本戦で負傷し肉離れを起こしてしまう。プロ野球開幕は二軍で迎えることになった。

3月29日の開幕戦から遅れること約2週間。4月12日に自身の開幕を迎えたバレンティン選手は、4戦目で2本塁打を放つ。その後も本塁打を量産し出遅れを感じさせない活躍を見せ、4月は16試合に出場し打率.328(58打数19安打)、8本塁打、23打点の成績を残している。
5月にペースダウンしたものの、6月には打率.377(61打数23安打)、11本塁打、21打点で月間MVPを受賞。8月には打率.460(87打数40安打)、18本塁打、35打点と2度目の月間MVP。この時点で53本塁打となっており、王貞治選手(元巨人)らがもつ、シーズン最多本塁打(55本塁打)の更新も時間の問題とされていた。

9月11日に55号本塁打を放ったバレンティン選手の新記録を見ようと、その後の試合は大入りが続く。待望の新記録が生まれたのは9月15日の阪神戦だった。榎田大樹選手から56号、次打席でも57号本塁打を放ち歴史に名を刻んだのだ。シーズン終了まで本塁打を放ち60号まで記録を伸ばしている。

今後、バレンティン選手の数字を更新する選手が出てくるか楽しみである。

事実上更新不可能?王選手の通算最多本塁打

プロ野球において、通算最多本塁打記録保持者は王貞治選手の868本塁打となっている。この数字は日本だけでなくメジャーリーグを含めた最多の数字でもある。

2016年終了現在、メジャーリーグでは薬物使用で賛否両論あるがバリー・ボンズ選手(ジャイアンツ他)の762本塁打だ。ハンク・アーロン選手(ブレーブス他)の755本塁打、ベーブ・ルース選手(ヤンキース他)の714本塁打がこれに続く。王選手が現役時代の最多本塁打記録はアーロン選手だった。
王選手はアーロン選手の記録を抜き世界一となって以降、親交を深め両名で一般財団法人世界少年野球推進財団を設立。世界少年野球大会を毎年開催している。

単純計算ではあるが、40本塁打を22年連続で達成することでようやく868本塁打を超えることになり、日本での記録更新はほぼ不可能といえそうだ。ただ、メジャーリーグでは試合数が日本より20試合程度多いこともあり、更新する瞬間が来るかもしれない。

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