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2017WBCの気になる賞金を推測する。

2017 8/3 14:10村正 吉和
ベースボールスタジアム
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Photo by S_Photo/Shutterstock.com

2017年のWBCで日本代表は優勝国アメリカに敗れ、ベスト4で終了となった。残念な結果になったWBCだが、賞金はいくら貰えるのだろうか?過去の賞金総額から予測をしていく。

賞金総額は10億円強!

2006年に第1回大会が始まり、2009年、2013年と2017年で4回目の大会となる。
まだ2017年度の賞金は発表されてないが、2006年では「780万ドル(約8億5,000万円)」、2009年「1,400万ドル(約15億4,000万円)」、2013年「1,500万ドル(約16億5,000万円)」※1ドル110円で換算。と、1回大会から2回大会は賞金が倍増となったが、3回大会以降は微増に留まり、2017年も2013年大会と同等の賞金となるのではといわれている。

優勝賞金の分配はいくらになるのか?

2006年第1回大会では「78万ドル(8,500万円)」、2009年第2大会では「270万ドル(2億9,700万円)」、2013年第3大会では「340万ドル(3億7,400万円)」もの優勝賞金が出たといわれている。この金額は総収入金額に対して約10%といわれており、2013年の総収入は約3,200万となっている。
参加チームやスポンサーが違うので一概にはいえないが、計算方法は2017年も割合は2013年度と同等の計算となる可能性が高いだろう。そのため、2017年度も約3億5,000万円~4億円の範囲に収まる金額になるのではないだろうか。

ベスト4の日本はいくらの賞金になるのか?

各順位の賞金は総収入に対しての比率によって決まっている。
2013年度の総収入では「約3200万ドル」だった。2013年度は16チームから28チームとなり、2017年度はまた16チームに戻ったので割合が変わる可能性もあるが、同じ割合で考えると総収入金額から1位「10%」、2位「7%」、準決勝敗退「5%」、ベスト8「3%」、ベスト16「1%」と分配されていく。
2017年も同じ金額で分配されると考えると、準決勝敗退では「約160万ドル(約1億7,600万円)」※1ドル110円換算。の賞金を得られる計算となる

日本選手1人あたりはいくらの賞金を得られるのか

まず、賞金を約1億7,000万円で仮に設定する。そして各ラウンドを1位通過すると約3,000万~4,000万円のボーナスが得られる、日本は第1次リーグと第2次リーグを1位通過したので約6,000万~8,000万のボーナスが得られる。
仮に総額2億5,000万円とした場合、選手28名、コーチ6名、監督1名で均等に分配したとすると1人あたりが約700万円となる。2013年度は野球振興資金に賞金の半額を寄付しているので、今年も行う可能性があり、選手の手元にわたる賞金はこれより少なくなっている可能性もある

賞金以外にもトロフィーとメダルがもらえる

優勝したチームには賞金以外に優勝のトロフィーと金メダル、準優勝のチームには銀メダルが授与される。
日本は2017年は準決勝敗退となりWBC大会上は賞金のみとなる。ただ、2009年大会では日本プロ野球組織より出場金として選手1名に200万円、首脳陣には150万円が贈られているため、今回も贈られているかもしれない。
またスポンサーから報酬が出ている可能性もあるため、特に選手には出場することで賞金以外にも頂けるものが多数あるようだ。

まとめ

2013年以前の大会はアメリカでの人気があまりなかったWBCだが、今回優勝したことで次回の開催ではより多くの有名選手が参加するかもしれない。それにより多くのスポンサーがついて賞金金額が上がれば、各国代表がより力を入れ、大会自体が盛り上がるだろう。