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盛り上がりを見せた2017年開催の第4回WBCを振り返る

2017 8/3 14:10華津代
ベースボールスタジアム
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Photo by Adam Vilimek/Shutterstock.com

WBC2017は3月6日の開幕戦から3月23日の決勝戦までたくさんの思い出を残してくれた。 侍ジャパンの活躍はもとより、アメリカの初優勝やダークホースの出現など話題の多い大会だった。 ここでは注目された試合や選手などを交えてWBC2017を振り返って行きたい。

WBC2017で大旋風を起こしたダークホース

WBC2017のダークホースといえば、間違いなくイスラエルだろう。開催前はまったく注目されていなかったが、韓国ソウルで行われた開幕試合で、準優勝経験もある韓国を本戦初出場のイスラエルが延長戦の末2-1で破り、一挙に注目を集めた。続く第2戦の台湾戦でも15得点で圧勝し、2次ラウンドへオランダと共に駒を進めるという快進撃を見せたのだ。
メンバーはメジャーで通算124勝を挙げているジェイソン・マーキー投手など、ほとんどの選手がメジャーやマイナーリーグでプレーしており、WBCでその実力をいかんなく発揮し、話題をさらった。

前回大会王者ドミニカ共和国のこの一戦

2013年の第3回大会で、大会全勝という記録を作って優勝したドミニカ共和国は、今大会も超一流選手を揃えて優勝候補に名乗りを挙げていた。そのドミニカ共和国とアメリカが激突した1次ラウンド第2試合は注目を集め、試合会場であるマーリンズパークには多くのドミニカファンが詰めかけ、史上最多観客数を記録した。
序盤から着実に5得点を重ねたアメリカに対し、ドミニカも6、7回で2点差まで詰め寄った。そして8回裏の攻撃に入り死球とヒットで1、2塁となった後、6番クルーズ選手の見事な逆転3ランホームランにより試合がひっくり返り、さらに8番のマルテ選手にソロホームランも出て、7対5でドミニカ共和国が勝利した。

準決勝で延長11回を制したプエルトリコ

準決勝ではプエルトリコとオランダの対戦が行われた。プエルトリコは今大会6連勝、対するオランダはジーター選手の後継者としてプレーするグレゴリウス選手など、メジャーリーガー中心にまとまりのあるチームだ。
試合はオランダが1回に本塁打で2点先制、その裏今度はプエルトリコが2点本塁打で追いつき、さらに2回にも本塁打を放ち1点の勝ち越しとなった。5回に入るとオランダが1点を返して3-3とすると、そのまま両者譲らず延長戦へと突入した。10回でも決着はつかず、11回に入ると後攻のプエルトリコが1死満塁とした後にロサリオ選手が犠牲フライを放ち、サヨナラ勝ちを収めた。

6戦全勝で勝ち進んだ侍ジャパン

1次ラウンド、2次ラウンドを東京ドームで戦った日本は、開幕戦から打線も好調、3戦連勝で次のラウンドへ進んだ。2次ラウンド初戦のオランダ戦は延長11回タイブレーク方式に突入、4時間46分にも及んだ史上稀にみる大激戦を8-6で制したのだ。次のキューバ戦はリードを許すなど苦しい場面もあったが8-5と勝ち抜き、イスラエル戦でも勝利して6連勝で決勝ラウンドへ進出した。
場所をドジャー・スタジアムに移して雨の中で行われたアメリカとの準決勝は、接戦となったが、あと1本が出ず、1-2で敗れて2大会連続のベスト4止まりとなった。全7試合を戦った中で菅野投手や千賀投手、小林選手、菊池選手、筒香選手などの活躍も注目された。

アメリカの初優勝で幕を閉じたWBC2017

アメリカ代表は、マーカス・ストローマン投手やタナー・ロアーク投手、ノーラン・アレナド選手をはじめ、過去のWBCと比べると本気度が違うと言われるほどに選りすぐりの布陣を揃えて戦いに挑んだ。一次ラウンドプールC、二次ラウンドプールFに属し、ドミニカ共和国、ベネズエラなど強豪国揃いの中で勝利への執念を見せて逆転するなど、勝ち上がるごとにチームの結束力を高めて決勝ラウンドへ進出した。
接戦となった日本との準決勝を制し、決勝戦は5万を超える観衆が入り、熱気に包まれる中で行われた。決勝初進出のアメリカ、2年連続で進出したプエルトリコ、どちらにとっても初優勝が懸かる試合だったが、投打がかみ合ったアメリカが8-0で勝って初優勝を果たし、100万人の観客を熱中させたWBC2017は幕を閉じたのだった。

まとめ

観客動員数100万人突破という過去最高を記録した2017WBCは、ダークホースも出現して話題をさらうなど、見どころも満載の大会だった。 アメリカが悲願の優勝を遂げたことにより、次回2021WBCがもっと盛り上がるであろう。今から期待が大きい。

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