沖縄本島が一番多い
2017年のキャンプ地を見ると、沖縄本島に一番多く球団が集まっている。DeNAが宜野湾、阪神が宜野座、ヤクルトが浦添、中日が北谷と、4球団が沖縄本島で2月1日にスタートさせるのだ。
沖縄県もプロ野球のキャンプに対して積極的に応援する姿勢を打ち出しており、「プロ野球は沖縄から始まる」と題した沖縄キャンプのサイトをオープンさせている。また、沖縄本島だけではなく離島である久米島で楽天、石垣島でロッテもキャンプを行っており、本島、離島と多くのファンが2月1日から沖縄へ詰めかけるのだ。
キャンプってなにやるの?
プロ野球のキャンプは何を行うのだろうか?
公式戦を行うわけではなく、練習がほとんどだ。前半は基礎練習がメインとなっており、後半になるにつれて実戦練習が増えてくる。中旬以降になると他球団との練習試合、最終盤にはオープン戦も組まれてくる。
練習試合は国内の球団だけではなく、同地でキャンプを張っている台湾や韓国の球団とも組まれており、普段見ることのできない海外の選手を見ることも可能だ。中には日本から台湾、韓国へ移籍した選手がいることもある。
キャンプ地でできること
ファンはキャンプ地でひたすら練習を見学する。沖縄本島では複数の球団がキャンプを張っているので、一日にハシゴも可能だ。シーズン中ではないためか、ピリピリした雰囲気はあまりない。声援を送るとスタジアム以上に応えてくれる選手が多く、練習後にはサインなどを求めやすくなっている。
ボールやユニフォームなどにサインをもらうファンも多く見られる。お気に入りの選手の練習シーンをカメラで追いかけ、最後にサインをもらうことがシーズン中以上にできる。ただし、選手もシーズン前の大事な時期なので、マナーを持ったサインの求め方が大事だ。