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山田哲人選手に柳田悠岐選手を輩出!2010年のドラフトを振り返る

2017 6/28 09:44cut
baseball、stadium
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注目は早稲田大学の3人

2010年のドラフトにおける主役は斎藤佑樹選手、大石達也選手、福井優也選手の早稲田大学組だった。斎藤選手が早稲田実業時代に夏の甲子園で田中将大選手率いる駒大苫小牧を再試合の末に撃破してから4年が経っていた。当時、この世代は「ハンカチ世代」と呼ばれ大豊作と注目を浴びていた。

また、2006年の高校生ドラフトにおいてプロ入りを果たしていた田中将大選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)、坂本勇人選手(読売ジャイアンツ)、前田健太選手(広島東洋カープ)らがプロ野球の世界で活躍していたこともあり、実力的な期待も高いものがあった。

大方の予想通り1位指名では大石達也選手、斎藤佑樹選手に人気が集まり巨人、中日ドラゴンズを除く10球団が2名に集中。大石選手に6球団(横浜、楽天、広島、オリックス、阪神、西武)、斎藤選手に4球団(ヤクルト、日本ハム、ロッテ、ソフトバンク)が入札し、大石選手は埼玉西武ライオンズ、斎藤選手は北海道日本ハムファイターズが交渉権を獲得した。その後、福井選手は広島が入札し交渉権を獲得。
同一大学から3名の投手がドラフト1位で指名を受けたことになり史上初の出来事となった。

ソフトバンクのスカウティング

斎藤選手、大石選手が注目されたドラフトだが2017年の今、現在を振り返ってみると福岡ソフトバンクホークスの指名がうまくいったといえそうだ。

この年、大石選手の抽選を外したもののソフトバンクは2015年シーズントリプルスリーを達成した柳田悠岐選手を2位で獲得している。この柳田選手の2位指名には逸話がありソフトバンクは柳田選手、秋山翔吾選手の2者択一を迫られ王貞治会長の「どっちの方が飛ばすんだ?」という問いにスカウトが「柳田です」と答え獲得に至ったのだ。

柳田選手、秋山選手という大ブレイクした選手達を上位指名とはいえドラフト1位ではなくリストアップし選択を迫られていることがスカウト力の高さを物語っているといえるだろう。

また、ソフトバンクの指名における凄さは柳田選手、秋山選手の取捨選択だけではない。支配下選手の指名が終わった後に行われる育成ドラフトにも現れている。2010年の育成ドラフトでソフトバンクは6名を指名しているが4位に千賀滉大選手、5位に牧原大成選手、6位に甲斐拓也選手と2017年現在で3名が支配下登録されているのだ。

千賀選手は日本代表にも選出されており、甲斐選手は1位指名された同じ高卒の山下斐紹(やましたあやつぐ)選手を乗り越え2017年シーズンは開幕一軍切符を手にした。育成ドラフトでもソフトバンクのスカウティング力は発揮されていたのだ。

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