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軟式?硬式?中学野球ってどうなってるの?


中学野球の仕組み

中学野球は大きく2つに別れる。中学校に所属して部活動で行う軟式野球とクラブチームで行う硬式野球だ。硬式野球には複数のリーグがありボーイズリーグ、リトルシニアリーグ、ヤングリーグ、ポニーリーグ、フレッシュリーグが主要団体となっている。現在は一部中学で硬式野球部を持ち、ボーイズリーグに加盟し大会に出場している例もある。

軟式、硬式双方にメリット、デメリットはあるが2017年現在ではボーイズリーグ、リトルシニアリーグの規模が大きく、高校野球、プロ野球で活躍する選手の多くもこの両リーグの出身が多くなっている。また、中学軟式野球では星稜中学(石川)、仙台育英学園秀光中学(宮城)が有力校だ。

関西発祥のボーイズリーグ

高校野球の有力選手を多く輩出しているのはボーイズリーグと言えるだろう。ボーイズリーグの正式名称は公益財団法人日本少年野球連盟となっていおり1970年に発足した団体だ。このボーイズリーグの発展に寄与したのは南海ホークスで一時代を築いた鶴岡一人監督だった。

鶴岡監督は1946年から1968年まで23年間に渡ってグレートリング、南海の監督を務め11度の優勝、2度の日本一に輝いている名監督だ。通算1773勝は現在も日本球界で最多となっている。その鶴岡監督が1968年に勇退後の1970年にボーイズリーグ初代理事長が急逝。その際に声がかかり1971年から理事長に就任したのだ。

1970年に28チームでスタートしたボーイズリーグだが鶴岡理事長の献身的な協力もあり、1979年には300チームが加盟する大組織となっていた。

その後も全国的にチーム数は増え続け2016年には741チームとなっている。また、全国各地で行われる大会は大小合わせて200をける程の盛り上がりだ。

有力チームとしては枚方ボーイズ(大阪)、羽曳野ボーイズ(大阪)、湘南ボーイズ(神奈川)、横浜泉中央ボーイズ(神奈川)などが挙げられる。ボーイズリーグ発祥の地である大阪、そして神奈川に有力チームが集まっている。特に大阪のボーイズリーグは盛んとなっており卒団生は大阪だけでなく全国各地の強豪校へと進学し甲子園を目指すのだ。

アメリカが発祥のリトルシニア

リトルリーグ、シニアリーグは発祥が日本ではなくアメリカだ。そのため、年齢の基準もアメリカ基準となっており5月1日が基準日となっている。

日本のリトルシニアは1972年に日本リトルシニア協会として設立された。小学生が行うリトルリーグの上級リーグという意味合いからリトルシニアという名称になったのだ。2016年現在で全国各地556チームが連盟へ所属している。

毎年8月に神宮球場で全日本選手権が行われ日本一が決定される。また、アメリカへの遠征なども行っており世界野球選手権大会にも出場し国際的な活動にも積極的だ。これもアメリカが発祥たる所以だろう。

2017年高校野球で一番の注目を浴びている清宮幸太郎(きよみやこうたろう)選手(早稲田実業)も中学時代は調布リトルシニアでプレーしていた。有力なチームでは調布リトルシニア(東京都)以外にも横浜青葉リトルシニア(神奈川)、横浜緑リトルシニア(神奈川)、世田谷西リトルシニア(東京)などが挙げられる。

中学硬式野球日本一を決めるジャイアンツカップ

リーグを超えた中学硬式野球の日本一を決める大会が「全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」だ。読売巨人軍、日本野球連盟、報知新聞社、日本テレビが主催し毎年8月に行われている。2016年大会時点での加盟団体はリトルシニア、ボーイズリーグ、ポニーリーグ、ヤングリーグ、フレッシュリーグとなっている。

多くの中学硬式野球チームはジャイアンツカップを目指しチームを強化する。各県から代表を募る仕組みではないが、イメージとしては夏の甲子園に近い物がある。

また、ジャイアンツカップの名称となる前から開催されていたが、現在の形になったのは2007年からだ。そのため2016年が第10回大会となっている。

過去10回の優勝チームを見るとボーイズリーグからの出場チームが8度、リトルシニアからの出場チームが2度の優勝となっておりボーイズリーグの強さが際立っている。準優勝チームを見てもボーイズリーグが6度、リトルシニアが3度、ヤングリーグ1度だ。

2013年に枚方ボーイズが優勝した際の中心メンバーでもあった九鬼隆平(くきりゅうへい)選手(ソフトバンク)、松尾大河(まつおたいが)選手(DeNA)は甲子園で活躍。2016年のドラフトにおいてプロ入りを果たした。

今後も、ジャイアンツカップで中学日本一を経験し高校野球を経てプロ入りを果たす選手が増えそうだ。

侍ジャパン日本代表もある

中学生世代の日本代表も侍ジャパンとして結成されている。中学生という括りではなくU15(アンダー15)という表記になる。巨人、西武などで活躍した鹿取義隆(かとりよしたか)監督が指揮を執っていた2016年には「第3回WBSC U-15ベースボールワールドカップ2016」が福島県いわき市で開催され日本代表は準優勝の成績を残している。

このメンバー構成も20名の内10名がボーイズリーグ出身者だった。ボーイズリーグ出身者の実力が高いことが窺える結果の一つと言えそうだ。

選手の選考はプロとは違う。日本各地でトライアウトを行い各リーグからの推薦された選手が参加。基礎的なテストからキャッチボール、シート打撃などを首脳陣で視察し選抜していくのだ。登録人数が少ないことから投手は内野、外野と兼任することも多く守備力も求められる。

2013年に行われた「15U アジアチャレンジマッチ2013」に出場していた選手たちは2016年のドラフト会議でプロ入りを果たす年齢へと成長し藤平尚真(ふじひらしょうま)選手(楽天)、石原彪(いしはらつよし)選手(楽天)がプロ入りを果たした。中学日本代表でチームメートだった2人がプロでもチームメートになったのだ。高卒でのプロ入りということもあり早期の一軍出場は難しいかもしれないが一軍でバッテリーを組むことに期待がかかる。

中学野球は高校野球より複雑な仕組みとなっている。これらの仕組みを理解することで高校野球、プロ野球をより面白く見ることができるのだ。チームメートの2人が中学時代は同じチームだったり新たな発見があるはずだ。野球の楽しみ方を増やすためにも中学野球注目してみるのも面白いかもしれない。

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