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【優勝はアメリカ】第4回WBC総評!その死闘を振り返る


数多くの死闘が繰り広げられた第4回WBC

3月に行われた第4回WBCでは、日本はベスト4という結果に終わりました。アメリカ戦では先発の菅野智之選手が好投を見せるも、打線が菊池涼介選手の1発のみに抑えられてしまい、2-1での敗戦となってしまいました。一方のアメリカは7人の投手をつぎ込んでの粘り勝ち。勝利への執念はすさまじいものでした。
そしてアメリカは、プエルトリコとの決勝戦を8-0で勝利し、そのまま初の優勝となりました。今までの大会はシーズン前ということもあって、あまり参加には積極的ではなかったのですが、今大会では全選手をMLB選手、しかもトップ選手たちばかりを揃え、本気で優勝を狙いにいったのです。今回はそんなWBCを総評するとともに、各ラウンドで行われた死闘を振り返っていきましょう。

2度の敗退から見事な優勝をはたしたアメリカ

初優勝をはたしたアメリカですが、特に決勝でのマーカス・ストローマン選手のピッチングは見事でした。6回までをノーヒットに抑え、プエルトリコ打線の強力打線を封じ込めました。打線も1番イアン・キンズラー選手のホームランで援護。その後もコンスタントに追加点を取り、そのまま8-0で見事な初優勝を飾ったのです。
実はアメリカは、予選では1次ラウンドでドミニカ共和国に、そして第2ラウンドではプエルトリコに敗退していました。しかし1勝1敗で迎えた2次ラウンドのドミニカ戦でリベンジを果たし、なんとか決勝ラウンドへと進出したのです。特に1次ラウンドのドミニカ戦では8回まで5-3と2点リードしながら、8回裏4失点からの逆転負け。2次ラウンドでも負けていたら、まさかの予選敗退、そして同じ相手に2度も負けるという屈辱を味わうところだったのです。
特に2度目の試合ではビックプレーがありました。4-2と2点リードの7回、ドミニカのマニー・マチャド選手の放ったホームラン性の当たりを、センターのアダム・ジョーンズ選手がジャンピングキャッチしたのです。このシーンは日本対アメリカの際にも何度も紹介されていたかと思います。実は直後に1点を取られているため、これがホームランになっていれば同点に追いつかれているところでした。この試合を左右したともいえる、非常に大きなプレーだったのです。
打球を好捕されたマチャド選手も、この見事なプレーにはヘルメットを外して賞賛を送ります。その後もなんとかリードを保ちつつ、6-3で勝利。ギリギリのところで決勝ラウンド進出でした。しかし、このギリギリでの強さがあったからこそ、優勝を果たせたのでしょう。

2大会連続の準優勝だったプエルトリコ

一方でプエルトリコは2大会連続での準優勝となりました。MLB最高の捕手といわれるヤディアー・モリーナ選手を中心としたチームで、予選から決勝まで7連勝で上がってきました。しかし、2次ラウンドではアメリカに6-5で勝利していたにもかかわらず、決勝戦では0-8と完璧にリベンジされてしまい、準優勝となってしまいました。
とはいえ、やはり準決勝のオランダ戦での死闘は印象的でしたね。初回にウラディミール・バレンティン選手に2ランホームランを打たれたものの、その裏すぐに3番カルロス・コレア選手の2ランで同点に追いつきます。2回には、ここまで当たりのなかったT.J.リベラ選手にソロホームランが飛び出すと、4回にはハビアー・バエズ選手が相手のタッチをかいくぐる見事な3盗を決めます(1度はアウトと宣告されながらも、ビデオ判定では見事にタッチをよけているシーンが確認されセーフとなった)。
一進一退の攻防が続く中、流れを変えたのは守護神エドウィン・ディアス選手でした。延長10回に登板すると、クリーンナップを三者三振。タイブレークに入った11回も引き続き登板し、0点に抑えるナイスピッチングを見せました。これでぐっと流れを引き寄せると、最後はエディ・ロサリオ選手がサヨナラ犠牲フライを放ち、4時間を越える死闘を見事に制したのです。

全員が主役だった侍の野手陣

日本は準決勝で敗退してしまったとはいえ、その試合を含めて7試合とも見事なものでした。大会直前の壮行試合ではあまり勝てていなかったため、周囲からは心配の声も上がっていたのですが、ふたを開けてみれば初戦のキューバ戦から打線が爆発。8番の松田宣浩選手や9番の小林誠司選手が口火をきって得点をしていくという、面白い試合運びでした。
続くオーストラリア戦では筒香嘉智(つつごうよしとも)選手や中田翔選手のクリーンナップコンビが活躍しましたね。序盤は点が取れずに重苦しい雰囲気だったのですが、終盤にはそれぞれ1発が飛び出し、見事2連勝。中国戦でも快勝し、2次ラウンドへと進出しました。
しかし、その初戦となったオランダ戦は、何点取っても追いつかれるという苦しい展開になり、チームとしては初の延長戦タイブレークへ突入へと突入します。ですが、試合を決めたのは、やはり頼りになるあの選手でした。ここまで3試合連続ホームランと絶好調だった中田翔選手が勝ち越しのタイムリーを放ち、これで4連勝となるのです。守備では菊池涼介選手がセンター前に抜けようかという打球を好捕し、ピンチを切り抜けたというシーンも見られました。
続くキューバ戦では、代打内川聖一(うちかわせいいち)選手の勝ち越し犠牲フライから、山田哲人(やまだてつと)選手がとどめの2ラン。山田選手は先頭打者ホームランも放っており、1試合2本目のホームランとなりったのですが、相手の隙を見逃さない見事な1発でした。続くイスラエル戦でも、5本のタイムリーが飛び出して勝利。
こうしてみると、野手では本当にいろんな選手が活躍していますよね。だからこそ、あれだけ見所のある試合が続いたのでしょうか。

お化けフォークで世界を圧倒!

投手陣では千賀滉大(せんがこうだい)選手のピッチングが印象的でしたね。1次ラウンドのオーストラリア戦で2イニングを4奪三振無失点に抑えて勝利投手となると、オランダ戦でもほぼ完璧なピッチング。
150km/hを越える速球と、「おばけフォーク」とも形容される落差が非常に大きいボールを武器に、相手打線を封じていきました。2次ラウンドのイスラエル戦には先発投手として登板し、5回を無失点に抑える好投を見せます。この大会では結局11イニングを投げ16奪三振を記録。この数字は今大会の最多記録となり、大会後には日本チームから唯一ベストナインにも選出されました。おそらくこの大会でもっとも名前が広まった選手ではないでしょうか。
もちろん千賀選手以外も見事でした。先発投手では開幕戦に登板した石川歩選手やオーストラリア戦・オランダ戦・アメリカ戦と3度の先発で好投した菅野智之選手、中継ぎでは6試合に登板し、イニング途中からでも完璧なリリーフを見せた平野佳寿(ひらのよしひさ)選手、同じく6試合に登板し、オランダ戦で同僚のバレンティン選手を見事に抑えた秋吉亮選手、抑えとしてフル回転した牧田和久選手など、野手と同様にほとんどの投手に見せ場がありましたね。それだけ全員でつかみ取った勝利ということでしょう。

大会中に急成長した侍の正捕手

そして、やはり巨人の小林誠司選手の活躍を紹介しないわけにはいかないでしょう。昨シーズンの巨人の正捕手だったとはいえ、その打率は.204と規定到達中最低の数字。肩は強いもののキャッチングに難があると指摘されており、特に落ちる球を後ろにそらす場面は、大会直前までよく見られていました。しかし、いざ大会が始まると変化球をしっかりと体を張って止めるシーンが目立ち、すべての試合に先発出場をしたにもかかわらず、捕逸数は0に抑えます。
リード面でも投手を引っ張る強気のリードが光りました。特に1次ラウンドのオーストラリア戦では、登板から6球連続ボールとなってしまった岡田俊哉選手に対して、絶妙のタイミングで声をかけにいき、見事に満塁のピンチを切り抜けます。準決勝のアメリカ戦では、アダム・ジョーンズの盗塁を見事に刺しました。
そして何より打撃成績も素晴らしかったですね。7試合中6試合でヒットを放ち.450(20-9) 1本塁打 6打点を記録。初戦でバントを失敗したときはどうなることかと思いましたが、その打席でヒットを打つと、そこからはうちに打ちまくりました。是非とも、この好調をシーズンに入っても維持してほしいものです。
WBCは準決勝敗退という結果に終わりましたが、どの試合も見応えのある素晴らしい試合でしたね。すでに2021年に行われる第5回大会の話題も出ているくらいです。果たして、今度こそ2009年以来の世界一を奪還することができるのでしょうか。

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