メジャーリーガーは相次いで辞退
2017年、MLBでプレーしている投手は、田中将大選手、ダルビッシュ有選手、上原浩治選手、岩隈久志選手、田澤純一選手。野手はイチロー選手、青木宣親選手、川崎宗則選手。合わせて9人の日本人選手がプレーしています。
しかし、上原選手を皮切りに早々に辞退を表明しました。
第3回大会は、日本でプレーしている選手のみでの構成で、国際経験豊富なメンバーがあまりいないことも決勝トーナメント敗退の一因でした。
その弱点を補おうと出場を打診しましたが、第4回大会でも、その願いは届かず、日本でプレーしている選手が中心のメンバーとなりました。
国際経験豊富なメジャーリーガー 青木宣親選手
MLB所属の選手が辞退をする中で、ヒューストン・アストロズ所属の青木選手は早々にWBC参戦を表明しました。
第1回、第2回大会で優勝を経験している経験も大きな影響をチームに及ぼしそうです。今回で3度目のWBCとなります。
MLBでも、数少ない日本人野手として、5年連続で2割8分以上の打率と、安定した出塁率を見せて活躍していますし、守備、走塁でも結果を残しています。
35歳とベテランの域に達している選手なので、優勝した過去2大会時のイチロー選手のようにチームを引っ張る姿が見られました。
怪我で無念の辞退! 大谷翔平選手
大谷選手は2016年パリーグのMVPと投手、DHの2部門でベストナインを獲得しました。
当初は二刀流に懐疑的な意見も多かったですが、2016年の成績で一気に肯定的な意見へと翻りました。
そんな大谷選手ですが、2016年日本シリーズでの怪我を理由に投手としての参加を辞退。打者としてなら……と期待をよせられましたが、そちらも辞退となり、第4回大会開催前の日本代表に大きな影を落としました。
希少なサブマリン 牧田和久選手
日本でもアンダースローのピッチャーは希少ですが、国際大会となるとさらに稀になります。そこで活躍を期待されたのが牧田選手です。
サブマリンといえば、優勝した過去2大会で活躍した渡辺俊介選手がいました。渡辺選手も120kmほどの球速ながらも、海外の強打者を切きりきりまいさせていました。
牧田選手は2016年シーズン中継ぎ投手として成績を残しています。
高速クイックなどの投球の幅があることも心強い選手です。
4番の大本命 筒香嘉智選手
第4回大会の日本代表には、中田翔選手、山田哲人選手など各球団のトップクラスの選手がズラリと並んでいます。その並み居る強打者を抑えて4番に座るのが筒香選手です。
筒香選手は2016年シーズン打率.322、本塁打44、打点110を記録し、本塁打、打点の二冠王となりました。
国際試合の経験こそそれほどありませんが、2016年のオランダ、メキシコとの強化試合でも結果を残しているので、強打を期待されての採用となりました。
まとめ
第4回WBC開催前から注目されていた日本人選手をご紹介しました。
投手の活躍なくして勝ちはないのですが、劇的な場面を作り出すことの多い打撃面にも注目が集まりました。
本大会ではアメリカを始めとした各国が、MLBの協力を得て全力で臨んで来ましたが、そういった本気の強豪国を抑え、粘り強い展開を見せてくれました。今から第5回大会が楽しみですね。