大阪体育大野球部の基本情報
1965年に大阪体育大学が設立されると、その3年後に当たる1968年に野球部が創部された。創部と同時期に阪神大学野球連盟に加盟、関西の強豪大学として名前を知られるようになっている。
大阪府泉南郡熊取町にある広大なキャンパスには本拠地となる専用の野球場があり、ナイター用の照明やブルペン、スコアボードなどの充実した設備の元、200名近い部員が練習に取り組んでいる。本格的な室内練習場も隣接してあり、全国大会をイメージできるように明治神宮球場と同じ芝と土が張られている。
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2017年もまた熱い大学野球のシーズンが到来しようとしている。今回は全日本大学野球選手権大会での活躍が期待されるチームの中から、大阪体育大に注目して紹介していく。体育大学としてのプライドを2017年に見せられるのか、要チェックだ!
1965年に大阪体育大学が設立されると、その3年後に当たる1968年に野球部が創部された。創部と同時期に阪神大学野球連盟に加盟、関西の強豪大学として名前を知られるようになっている。
大阪府泉南郡熊取町にある広大なキャンパスには本拠地となる専用の野球場があり、ナイター用の照明やブルペン、スコアボードなどの充実した設備の元、200名近い部員が練習に取り組んでいる。本格的な室内練習場も隣接してあり、全国大会をイメージできるように明治神宮球場と同じ芝と土が張られている。
大阪体育大学ではただアスリートの育成を行っているわけではなく、運動面での指導者や健康、福祉分野で活躍する人材の育成にも力をいれている。そんな学生たちの勉強や経験のために「学生コーチ」という特徴的なシステムが存在する。
野球部にも毎年、各学部の学生が学生コーチとして入部、野球部の活動を支えている。OBである上原浩治投手は高校時代は、ぱっとしない存在だったが、大学在学中に学生コーチと一緒にトレーニングメニューを考えて取り組んだことにより才能が開花、その後の活躍につながっている。
主に大阪、兵庫の阪神地域に所在する大学の野球チームで構成されるのが阪神大学野球連盟だ。関西地区では1990年までは各リーグの優勝大学がさらに2枠を争って代表決定戦を行っていたが、1991年から代表枠が拡大、各連盟の春季リーグ1位が全日本大学野球選手権へ出場できるようになっている。
阪神大学野球連盟の中では大阪体育大学は1部リーグ優勝37回と突出した成績を収めており、常に本命として扱われている。2006年には全日本大学野球選手権で優勝し、阪神大学野球連盟に所属するチームとしても初の快挙を成し遂げている。
2017年の投手陣の中で右投げの軸となりそうなのが小野竜也投手だ。父親が近鉄バファローズなどで活躍した小野和義さんというサラブレッドで、球威のあるストレートが武器の好投手だ。将来性も感じさせるピッチングはプロのスカウトからも評価されている。
同じく右投げの久保順也投手も身体能力が高く、速球とキレのある変化球が魅力だ。コントロールが上がってくればかなりの活躍が期待できる。遠藤涼太投手は左投げの軸として期待されていて、小柄ながらもサイドスローで投げるボールはバッターにとってはやっかいだ。
他には高校時代にプロも注目した逸材・佐々木将人投手、門前侑太投手など好投手が多数そろっている。
大阪体育大学の4番を任されるスラッガーが孫入優季内野手だ。とにかくパワーには定評があり、スイングスピードの速さは目をみはるものがある。彼の仕上がりがチームに与える影響は大きいので注目したいポイントだ。
1年生の秋季から正捕手の座についている出雲亮冴捕手は強肩が魅力の力強い選手で、彼の盗塁阻止は見ごたえがある。バッティング技術が向上してくれば、かなり楽しみな選手になると期待されている。
他には野球センスが非常に高い、海野裕介内野手なども注目したい選手で、守備では内野から捕手まで、いろいろこなせる器用さを見せ、打撃でも中軸を任せられるバッティングを見せてくれる。
2017年の全日本大学野球選手権で活躍しそうなチームの中から、大阪体育大学をピックアップして紹介してみた。上原浩治投手の才能を開花させた学生コーチというシステムは、学生たちの自主性を育てるのに良さそうだ。2017年の学生たちの活躍に注目しよう!