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桜美林大~2017全日本大学野球選手権大会で旋風を巻き起こせるか!

2017 4/20 20:07茶色野うさぎ
野球
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Photo by bikeriderlondon/ Shutterstock.com

大学野球の最高峰タイトルである全日本大学野球選手権。2017年の大会で活躍が期待されるチームの中から、今回は桜美林大学野球部に注目する。新興勢力ではあるが、着実に力をつけてきているので要チェックだ。

桜美林大野球部の基礎知識

桜美林大学の野球部は1978年に準硬式の野球部として創部された。準硬式の野球部としてはかなりの強豪として知られていて、全国タイトルを含めて38回の優勝を果たしている。2007年に全日本大学準硬式野球選手権で優勝したことをよい機会として、2008年秋季から硬式野球へと移行することになった。
2009年から「首都大学野球連盟」の2部リーグに参戦して現在に至る。OBにはバント職人として有名だった川相昌弘選手の息子・川相拓也選手(読売ジャイアンツ)がいる。2011年には新しい本拠地として東京都町田市に「J.F.OBERLIN BASEBALL FIELD」という専用のスタジアムも完成している。

首都大学野球連盟における桜美林大の状況

首都大学野球連盟は首都圏に所在する15校が加盟するリーグになっていて、実力、人気ともに高い評価を受けているリーグだ。東海大学が中心となっていることもあり、菅野智之投手(東海大学、現・読売ジャイアンツ)などの人気選手も多数輩出している。
2部制のリーグになっていて、2009年に加盟した桜美林大も2部からスタートしている。2014年に1部リーグの枠数が増えたことにより1部昇格が決定、2016年の秋季リーグでは東海大学を破っての1部リーグ初優勝、つづく明治神宮野球大会では準優勝という成績を収めている。
新興勢力ではあるが、準硬式で培った実力は本物だということを示しており、2017年はどこまでいけるのか注目が高まっている。

2017年を戦う桜美林大の戦力紹介、投手編

2016年に桜美林大の躍進を支えた佐々木千隼投手が卒業した穴は大きい。1年生からマウンドに上がり、3年生からはエースとして活躍、ドラフトで千葉ロッテマリーンズへと入団していったこの大エースの抜けた後、桜美林大の投手陣がどれだけ頑張れるかが、2017年の注目ポイントになる。
右投げとして軸になりそうなのが池田直人投手だ。伸びのあるストレートとキレのある変化球を低めに集める投球は、バッターにとっては非常にやっかいだ。宮崎一誠投手も一年生の時からクローザーとして培った勝負強さが魅力で、2017年の飛躍が期待される投手だ。
左投げの軸になるのは庄司海斗投手。こちらは変化球主体の技巧派ピッチャーという感じで、やはりバッターにとっては嫌なピッチャーだ。

2017年を戦う桜美林大の戦力紹介、捕手編

2017年の桜美林大には評価の高い捕手がそろった。一人は2016年の躍進を支えて正捕手として活躍した大平達樹捕手だ。キャッチングのうまさは安定しており、ピッチャーも思い切り攻めることができる。長打力もあり、プロのスカウトも注目する選手だ。
また捕手としての才能に恵まれた湯本祐樹捕手は2017年はバッテリーリーダーとしてチームを束ねることになり、この選手の活躍も要チェックだ。もう一人は豊平拓郎捕手で、こちらはとにかくパワフルさが売りの選手だ。強肩をいかした送球の速さ、体の強さをいかした強打が魅力だ。肩の強さを生かしての救援投手としても計算できる。

2017年を戦う桜美林大の戦力紹介、内野手・外野手編

野手の中で注目なのは、新主将としてチームを引っ張ることになった工藤誠也外野手だ。広い守備範囲と巧みなグローブさばきで高い評価を受けている。俊足を生かした機動力野球にも欠かせない存在で、出塁率を高めればかなりやっかいな存在になれる選手だ。
副将として彼を支えるのが小林颯外野手だが、こちらは164cmと小柄ながら長打が期待できるパワーヒッターだ。強打だけでなく走攻守そろったなかなかの好選手なので、注目したい選手だ。現時点での印象としては捕手に好選手が多いメンバー構成になっており、2017年はどのような打順を組んでくるのか監督の采配にも注目が集まる。

まとめ

準硬式野球から参戦の新興勢力である桜美林大学野球部について紹介してきた。硬式に移行してからもすぐに結果を出すあたりはスタッフを含めたチーム力の高さを感じる。2017年は全国大学野球選手権での活躍も期待されるので、要チェックだ!