「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

2017年の全日本大学野球選手権大会出場へ、名城大学野球部が始動

2017 4/20 11:07kinsky
野球
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by Nor Gal/Shutterstock.com

名城大学野球部は愛知大学野球連盟に所属するチームです。リーグ優勝9回を数え、全日本大学野球選手権大会では2006年にベスト8まで勝ち進んだ実績があります。現在の目標はズバリ、春季リーグの優勝と全国大会出場です。

名城大は、全日本大学野球選手権大会に通算4回出場

名城大学は愛知大学野球連盟の1部リーグに所属しており、現在同じ1部には中京大、中部大、愛知産業大、愛知学院大、日本福祉大が所属しています。名城大は同連盟が発足した1949年から加盟している古豪チームです。
愛知大学野球連盟には現在3部リーグまであり、毎年入れ替え戦を行っていますが、名城大学はほとんどのシーズン1部リーグで試合を行っています。連盟の中でライバルは中京大や愛知学院大で、名城大は全日本大学野球選手権大会にはこれまで4度出場しています。

初出場した1953年は健闘及ばず苦杯をなめる結果に

名城大野球部はこれまで4度全日本大学野球選手権大会への出場を果たしています。初出場は1953年で、全日本大学野球連盟が結成され第1回全日本大学野球選手権大会が開催された翌年の第2回大会です。同年、愛知6大学春季リーグ戦で名城大は南山大を5対0で下し初優勝し、全日本大学野球選手権大会への出場権を得ました。
この年、全日本大学野球選手権大会は立教大が優勝し、中央大が準優勝するなど東京の大学野球部のレベルが他を圧倒していた時代で、名城大は健闘及ばずといった結果でした。

2006年大会は1,2回戦を勝利し、過去最高のベスト8入り

名城大が全日本大学野球選手権大会に2度目の出場を果たしたのは1981年で、何と28年ぶりの出場となりました。しかし、1回戦で福井工業大に0対5で零封されました。3度目の出場は1995年大会で、この年も初戦で佛教大に4対9で敗退しました。
そして4度目の出場となった2006年大会は1回戦で京都学園大を4対1で破り、続く2回戦は以前に敗れたことがある福井工業大を4対1で撃破。ベスト8にまで進出するという過去最高の成績を残しました。

名城大のライバルは中京大、牙城を崩して春のリーグ戦制覇へ

名城大野球部は2016年まで1部リーグでの優勝が9回あります。リーグ優勝回数では愛知学院大や中京大に実績の上では水を開けられています。しかし、名城大は昨年秋の明治神宮野球大会出場を懸けた強豪の中京大との試合で勝利するなど、2校の力関係は接近しています。
それでも2016年秋のリーグ戦でも優勝した中京大が今年春のリーグ戦での優勝候補という見方は否定できません。昨年秋のリーグ戦2位の名城大が中京大にどう迫り牙城を打ち崩すかが焦点です。どちらが全日本大学野球選手権出場権を得るのか興味は尽きません。

新キャプテンの坪井選手を中心に、大目標の全日本大会へ

名城大学野球部は、2月に今年のシーズンに臨むための新体制を発表しました。まずキャプテンに指名されたのは坪井大和内野手です。坪井選手は昨年秋の明治神宮野球大会でスタメンの3番を務め、対上武大戦でもヒットを打っています。
副キャプテンは3人体制で、東龍也投手、松田玲太投手、吉浦大樹外野手です。 吉浦選手は坪井選手と同様に明治神宮野球大会に出場し、上武大戦では1番バッターでした。
上記の4選手が中心となり春のリーグ戦を戦いますが、新人が戦力としてどこまで台頭してくるのかも注目されます。

まとめ

大学野球界最高峰の大会である「全日本大学野球選手権大会」への出場を目指して、全国の連盟で春のリーグ戦が開始されます。名城大学が所属する愛知大学野球連盟は名城大を含めた上位の力が拮抗しており、地域のファンは大注目です。