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「全日本大学野球選手権大会2017年」の出場権獲得に燃える関西大

2017 4/20 11:07kinsky
野球
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

関西大学野球部は関西学生野球連盟に所属している6チームのひとつです。全日本大学野球選手権大会に過去9回出場し、優勝2回の実績があります。2017年6月に行われる同大会への出場を目指して、関西大野球部は春季リーグ戦に挑みます。

関西大は関西学生野球連盟でリーグ優勝33回の強豪

関西大学は1886年創立され、野球部は1925年に創部されました。関西学生野球連盟では近畿大学に次いでリーグ優勝33回を数える強豪校です。
全日本大学野球選手権大会では1956年に初優勝を飾り、1972年には関西学生野球連盟の春・秋のリーグ戦を制覇。同年の全日本大学野球選手権大会では東京6大学の強豪・慶應義塾大学を打ち破って優勝し、学生野球の2大タイトルのひとつである明治神宮野球大会も制覇し、4冠というグランドスラムを達成しました。

全日本大学野球選手権大会では2回優勝、準優勝も3回

関西大は全日本大学野球選手権大会で2回の優勝他、準優勝も3回(1961年、1970年、1991年)あります。しかし1995年以来、20年以上も同大会への出場から遠ざかっており、古豪復活が期待されています。
全日本大学野球選手権大会への出場切符を獲得するためには、4月、5月に行われる関西学生野球連盟の春季リーグで優勝しなければなりません。2015年の春・秋、2016年の春季リーグと立命館大が優勝し、また近畿大や同志社大にも苦戦続きです。

ダブルエースと打の看板選手の台頭で、大舞台への出場切符獲得へ

2016年の秋季リーグ戦を制し、最優秀選手と最優秀投手のダブルタイトルを獲得したのが関西大の山本隆弘選手です。昨年のリーグ戦通算では10試合に登板し5勝1敗、防御率2.68という成績でした。
同校には3年生の山本投手の他に、昨シーズン32試合に登板し8勝5敗の成績を挙げた4年生の坂本大樹投手がおり、山本選手の成長によりダブルエースで試合に臨む体制になりました。また、打者の看板選手としては、2016年秋季リーグでベストナインに輝いた多田桐吾選手などの活躍が期待されています。

全日本大学野球選手権大会への出場権を懸けた決戦の舞台は、2017年の春季リーグ

2017年の全日本大学野球選手権大会への出場権をかけた「関西学生野球連盟春季リーグ戦」は、4月1日「わかさスタジアム京都」で開幕されました。4月18日現在、関西大は京大、同志社大に勝利し、素晴らしい成績を残しています。
春季リーグ覇者は全日本大学野球選手権大会への出場権を得ることになります。最大のライバルは3年連続で全日本大会に出場している立命館大ですが、どの大学も強く、2017年も混戦必須です。

絶対目標は「全国勝利」。主将・久米健夫選手を中心にまとまりあるチームへ

2017年の関西大は、投手陣はもちろん、守備においても主将の久米健夫選手を要に鉄壁の守りを展開しています。
打撃面では目立つ長打はないものの、粘り強いバッティングで打者を繋ぎ、着実な特典を重ねています。 2017年の関大はチームがよくまとまっており、絶対目標の「全国勝利」へ一直線に進んでいます。

まとめ

関西学生野球連盟の雄・関西大学は、過去に全日本大学野球選手権大会で2度優勝し3度の準優勝がありますが、20年以上も同大会へ出場していません。しかし、戦力的に充実している今年は出場権が獲得出来る春のリーグ戦での優勝が期待されています。