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関西地方の大学で野球強豪校をご紹介

2017 3/3 09:51
野球選手 優勝
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

大学野球の強豪校と言われている大学にはプロを目指す選手も多く集まってくるので、リーグ戦では白熱した試合が繰り広げられている。今回はそんな強豪校のうち、関西地方にある大学野球部の沿革や戦績、OBなどについてご紹介しよう。

大学野球史上初グランドスラム達成を成し遂げた「関西大学」

関西大学野球部は、1915年に創部され、関西学生野球連盟に所属している。1972年には全日本大学野球選手権大会での優勝に加え、明治神宮野球大会優勝、関西六大学リーグ春・秋優勝という快挙を成し遂げ、大学球界初のグランドスラム達成に輝いている。2014年には34回目のリーグ優勝を果たし、明治神宮野球大会へ出場している。
監督は野球部OBの早瀬万豊さんが務めている。入部希望者も多く、2016年度には総勢160名を超えるなど、部員数が増加している。野球部OBには阪神タイガースで活躍する岩田稔もいる。

秋季リーグ戦を連続優勝で飾る「大阪商業大学」

大阪商業大学野球部の創部は1953年で、関西六大学野球連盟に所属しており、2016年時点で監督は富山陽一さんが務めている。普段は関屋グランドを使って練習している。 全日本大学野球選手権大会では過去2回準優勝しており、2015年もベスト8の成績を残している。2016年には秋季リーグ戦で優勝し、2年連続の関西選手権出場を決定させている。
この野球部からは、東北楽天ゴールデンイーグルス吉持亮汰、広島東洋カープの岡田明丈、中日ドラゴンズの金子丈や桂依央利など、多くのプロ野球選手を輩出している。

史上初アマチュア五冠達成の栄誉を持つ「近畿大学」

近畿大学野球部は、1949年に創部され、関西学生野球連盟に所属しており、44回のリーグ優勝をしている。全日本大学野球選手権では1988年に初優勝を飾り、これまでに計4回の優勝を重ねて明治神宮野球大会でも2回優勝している。とりわけ平成元年となった1989年には全日本大学野球選手権、明治神宮野球大会、春秋リーグ戦を制し、1997年には史上初のアマチュア五冠も達成し、2つグランドスラムを成し遂げている。
本拠地は生駒総合グラウンドで、室内練習場、トレーニングルームもある。2016年のドラフトで読売巨人軍から2位指名を受けた畠世周、阪神タイガースの藤川俊介、東京ヤクルトスワローズの荒木貴裕など、多くのプロ野球選手を輩出している。

歴史と実力に裏付けされた大学野球界の草分け的存在「同志社大学」

同志社大学野球部は、1889年に創部され、関西学生野球連盟に所属するチームである。全日本大学野球選手権大会で準優勝1回、明治神宮野球大会で優勝2回、準優勝1回の実績を持ち、2010年には24回目のリーグ優勝を果たし、2011年には2年連続で大学選手権出場を果たしている。
監督は2014年から澁谷卓弥さんが務めており、本拠地は同志社大学体育ハウス2である。
ここの野球部からは、元選手の田尾安志、宮本慎也、渡辺亮、読売ジャイアンツで活躍する現役の小林誠司など、多くのプロ野球選手を輩出している。

リーグ優勝23回の戦績を誇る「龍谷大学」

龍谷大学野球部は、1913年創部の関西六大学野球連盟に所属するチームで、活動場所は龍谷大学瀬田キャンパス内にある瀬田野球場である。監督は山本樹さんが務めており、約150名の部員が在籍している。 旧リーグ時代も含め、リーグ優勝23回の実績を誇り、全日本大学野球選手権大会にも13回の出場を果たしている。2015年には春季・秋季リーグとも4位、2016年の春季リーグでは3位の結果を残している。
現役プロ野球選手の中日ドラゴンズの古本武尊、東京ヤクルトスワローズの古野正人、福岡ソフトバンクホークスの柳瀬明宏をはじめ、多くの野球関係者を輩出している。

まとめ

関西の強豪校について、部が誇る輝かしい戦績などを交えてご紹介してきた。明治時代に創設された部もあるなど、どの野球部もそれぞれの特色がうかがえる。 関西の強豪校からはたくさんの野球関係者が輩出されている。 多くの仲間と切磋琢磨して、自分の夢に向かって頑張ってほしい。