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現役野球選手におすすめの野球漫画とは

2017 3/3 09:51
野球漫画
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チーム内にとんでもないライバルが多い

沢村は、家族やチームメイトの後押しを受け、故郷を離れて寮生活の青道野球部に入部します。野球留学といえばもちろん甲子園に近いわけですが、何せベンチ入りができない選手も多い青道野球部。先輩や同級生など投手のライバルが多く、元気で明るさが取り柄の沢村でも、そう簡単には出番が回ってきません。
たいていの野球漫画では、主人公は入部後すぐエースとしてレギュラーに抜擢されるのですが、この沢村の場合は、3年生には故障明けのエース丹波が、2年生にも技巧派投手・川上がすでに存在しています。
さらに同級生の怪物1年生・降谷が剛速球を披露して、一躍チームのエースとして存在感を発揮していきます。同期にとんでもない才能の持ち主がいるという経験は、実際に野球名門校に入った選手ならば珍しくないことなので、共感する人も多いのではないでしょうか。

主人公はかろうじて控え投手でベンチ入り

また、青道高校は激戦区の東京にあるとあって、他校のライバルにも個性派が多く、いかに名門校といえどもそう簡単には勝ち進むことができません。かろうじて控え投手としてベンチ入りを果たした沢村も、好投を見せる一方で、大事な場面で失点し、デッドボールを当ててイップスに陥るなど、主人公といえども目立って活躍できるばかりではないところに、このマンガの面白さがあります。
また、とんでもなく凄い先輩たちも、入部の当初は“不作の年”と呼ばれるほどパッとせず、死にもの狂いで努力してレギュラーや背番号を勝ち取るエピソードは、多くの野球選手に通ずるところがあります。

リアリティにあふれる模写が共感をよぶ

「ダイヤのA」では、野球名門校でありながら近年甲子園に出場できていない監督の更迭騒動や、ベンチ入り出来ない3年生部員たちの葛藤など、他の野球漫画ではなかなか描かれない場面にリアリティが溢れており、現役野球選手たちに共感されるところが多々あります。
野球名門校に留学した高校球児やプロ野球選手にとって、弱小チームの4番でエースをしていたのは小・中学校までの話でしょう。甲子園を目指しプロへ入るためには、注目度が高い野球名門校に入部して、チャンスを掴みとるのが現実的です。
「ダイヤのA」には、今までの野球漫画にはなかった部分がリアルに描かれているので、現役選手にとって読み応えがある内容となっています。

まとめ

野球エリートを集めた名門・強豪校への野球留学制度には賛否両論があり、ここまで肯定的な内容のマンガは珍しいといえます。しかし、エリートにはそれこそ厳しい戦いが待っており、試合に出場するのも簡単ではありません。そんな現実を巧妙に描いた「ダイヤのA」は、野球を知らない人から野球を現役で続けている選手まで、おすすめできる作品といえます。

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