まずはスリークォーターで投げよう
プロ野球を観戦していると、ピッチャーは多種多様なピッチングフォームで投球しています。しかし、プロ野球選手は何千、何万回も繰り返してあのようなピッチングフォームに行き着いています。そのため、一目見ただけで真似をしようとしても、肘や肩に負担がかかってしまい危険です。
その点、スリークォーターは一般的に肘や肩への負担が少ない投球フォームと言われています。また、オーバースローなどに比べて遠心力を活かしやすいので、球速が出やすい傾向にあります。
身体に負担がかかりにくいので、野球を始めた方などはまずスリークォーターに挑戦するとよいでしょう。
シャドーピッチングのススメ
ピッチング練習で身体に一番負担がかからないものがシャドーピッチングです。身体への負担が少ない分、自身の投球動作の形に集中できるため、ピッチングフォームを見直すには最適な練習方法です。
しかし、ただ漠然と回数をこなしただけでは何も効果は生まれません。なるべく、誰かに見てもらいながらするか、もしくは鏡でフォームを確認しながらするようにします。そうすることで、フォームを客観的に見ることができ、改善点が浮き彫りになります。
さらに、改善したらすぐにボールを投げてみましょう。ボールを投げる時にフォームが改善されていなければ何も意味がありません。たまにシャドーピッチングがシャドーピッチングの練習になってしまう人もいるので、常に実戦を意識した練習を心がけるようにしましょう。
全身を使って投げる
バッティングでは、ボールを打つ瞬間に最大のパワーを使います。ピッチングでは、ボールを投げる時に最大のパワーを使います。ボールを投げるのは利き手ですが、投げるのは手だけではないという意識が重要です。
手だけで投げては肘や肩に負担がかかり、やがて故障してしまいます。そこで、下半身をうまく使い、全身を使って投げます。大腿筋など下半身の筋肉は上半身の筋肉に比べて断然力があります。下半身を有効に使うことで、肘や肩にかかる負担も軽減され、故障しにくいピッチングフォームを作ることができます。
プロ野球で長く活躍していた工藤公康投手は、最も美しいピッチングフォームなどとも言われていました。綺麗なピッチングフォームで投げることで、長くピッチングをすることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
綺麗なピッチングフォームを身につけることで、まずは怪我をしにくい身体になります。怪我をしてしまっては元も子もありませんから、綺麗なピッチングフォームを身につけることを第一に心がけましょう。それに伴って、球速も出るようになるでしょうし、変化球も投げやすくなると思います。
正しいピッチングフォームを身につけると、自然とピッチングも上達していくことでしょう。