バドミントン界のフジカキの1人・藤井瑞希選手とは
藤井選手は1988年生まれで熊本県出身だ。2人の姉の影響で6歳でバドミントンを始めた。その実力は2000年の全国小学生大会小学5年シングルスで2位を獲得し、その後もシングルスで全国大会の常連になるほど。高校生になると、ダブルスでもその実力を発揮し、2004年のインターハイダブルスで3位という好成績。
その後シングルスで活躍しながらも、高校3年生の時に後輩の垣岩令佳さんとダブルスのペアを組み、インターハイではシングルスとダブルスともに優勝という偉業を成し遂げる。
バドミントン界のフジカキの1人・垣岩令佳選手とは
垣岩選手は1989年生まれで滋賀県出身だ。6歳でバトミントンをはじめ、ジャンプスマッシュを小学生の頃に習得し、攻撃的なスタイルを獲得。そして小学6年生の時、シングルスで全国大会3位という好成績を残す。中学でも好成績を残し、高校ではバトミントンの名門校に入学。
高校1年生の頃、団体戦で急遽藤井選手とダブルスを組んだのをきっかけに、その後藤井選手とペアを組むことに。進路にも悩んでいたが、藤井選手からのアツい誘いで、NECセミコンダクターズ九州・山口へ入社を決めた。
フジカキペアの功績
藤井選手と垣岩選手は、二人で練習をしたことがなかったのに大会でダブルスを組むことになり、
運命をかんじるようなで気持ちの良い試合ができた
出典:
ニュースダイジェスト
その出会いから本格的にダブルスを組んでオリンピックを目指すようになり、国内外で活躍し、2012年ロンドンオリンピック日本代表選手に選ばれた。まさに有言実行のペアとなったのだ。当時の世界ランキングは、メダルも狙える5位になる。そして大接戦の末、初の銀メダルを獲得した。
フジカキペアの与えた影響
フジカキペアがオリンピックで初の銀メダルを獲得した事により、刺激を受けた選手は少なくない。
リオ五輪バドミントン女子ダブルスで初の金メダルを獲ったタカマツペアの高橋選手も「
自分たちが金メダルを獲りたいと思ったのも、フジカキペアがロンドン五輪で銀メダルを獲って、自分たちも超えたい、自分たちも勝てるかもしれないと思ったから。女子ダブルスを引っ張ってきてくれた先輩たちにも本当に感謝しています
出典:
デイリースポーツオンライン
」と発言し、バドミントン業界でも未来に繋がる程の大きな影響力があったことがうかがえる。
フジカキの現在
ロンドンオリンピックを機に、惜しまれつつフジカキペアは解消し、二人は別々の道へ。オリンピック後に突然のペア解消と騒がれたこともあったが、藤井選手はロンドンオリンピックまでしか目指さない事を以前より垣岩選手に宣言していたため、二人の中では自然な流れだったそうだ。
ペア解消後、藤井選手は怪我に悩まされる時期もあったが、現在はドイツに拠点をおいてチームに所属し、試合や講習会も開催し、活躍している。垣岩選手もくまもと再春館製薬所バドミントンチームに所属し、国内外の大会で活躍して現役続行中だ。
まとめ
オリンピックのバドミントンペア競技で初の銀メダリストとなったフジカキペアが、現在はそれぞれの道を歩み頑張っている。二人の今後の活躍も楽しみである。