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バドミントンで使うシャトルの選び方をご紹介

2016 12/9 12:03
バドミントン
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Photo by Have a nice day Photo/ Shutterstock.com

オリンピックでの活躍などで人気の高まっているバドミントン。今回はそんなバドミントンを始めてみたいと思っている人へ、シャトルの選び方について解説していきます。

シャトルは新品が良い

遊びで使うような家庭などにあるバドミントンセットでは、多少ぼろぼろになっても使い続けて構いませんが、上達を目指して練習するのであればシャトルはなるべく新品を使うのをおすすめします。シャトルは使い続けることでぼろぼろになり、直進性が悪くなったり、変な回転をし始めるので、その状態で練習を続けてもあまりうまくなりません。競技用で使うシャトルは消耗品と割り切って、練習で古くなったものはどんどん新しいものに変えていきましょう。

シャトルのパーツ「羽根の材質」

ここからはシャトルのパーツに注目して紹介していきます。まず最初は「羽根の材質」です。競技用のシャトルの羽根は文字通り鳥の羽根が使われています。主にガチョウかアヒルの羽根が多く、練習用には比較的値段が安いアヒルが使われることが多いです。アヒルの羽根は真っ白で見た目がきれいという特徴があります。
一方で、日本バドミントン協会が認めている一種の検定級はガチョウの羽根を使うように規定されています。ガチョウの羽根は高価ですが、耐久性があるため安定したプレーが可能になります。

シャトルのパーツ「羽根の飛行性能」

次に注目したいのは羽根の飛行性です。これについてはシャトルのグレードが関係してきます。グレードの高いものほど、取り付けられた羽根の軸、形状、角度などがきれいにそろっているため、飛んだ時の直進性が高くなります。また、もう一つの注目点はシャトルごとにつけられているスピード番号です。
シャトルは温度によって飛距離が変わるため、同じシャトルを使っていると季節によって、同じ力で打っても飛距離が変わってきます。そのため季節に合わせたスピード番号を選んで使うことで飛距離を安定させることが重要です。

シャトルのパーツ「コルク」

バドミントンのシャトルの先端部分にはコルクが入っています。この部分をラケットで打つことになります。コルクの材質もメーカーによって異なったり、各メーカーでもいろいろなグレードに分けられたりしています。コルクの種類は大きく分けると圧縮コルク、人口コルク、天然コルクの3つに分けられます。グレードが高いものほど耐久性が高く安定して使うことができますが、打った時の感触は天然コルクが一番いいと評判です。コルクの重さで失速具合なども変わってきます。

いろいろなシャトルに慣れよう

上述してきたようにバドミントンのシャトルは非常に繊細なものです。羽根の材質、長さ、グレードで飛行性能が決まってきますし、季節(体育館の室温)によって飛び具合も変わってきます。コルクの材質によってラケットとの反発も変わりますし、コルクの重さで失速具合も変わります。
普段練習する場合は、自分のフォームを安定させて、直進性や飛距離を常に確認しておく必要があります。そのうえで大会で使用されるシャトルにすぐに対応できるような柔軟性も身につけるということも大事になってきます。

まとめ

バドミントンで使うシャトルの選び方を解説してみましたが、いかがでしたでしょうか?パーツの材質やグレードで打ったあとの飛び方にかなり差が出てくるのがわかると思います。上のレベルを目指すためには、シャトルの知識も重要になってきそうですね。ぜひ参考にしてみてください。