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ニューイヤー駅伝の優勝チームを徹底解剖!

2016 9/8 23:08
駅伝
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【概要】ニューイヤー駅伝ってどんなレース?

駅伝の最高峰ともいえるニューイヤー駅伝は、1988年から毎年元日に群馬県で開催されている「全日本実業団対抗駅伝競走大会」の通称。実業団チームの日本一を決める駅伝大会で、全国から予選を勝ち抜いた37チーム(2016年は記念大会のため43チーム)が参加する。箱根駅伝を走った学生たちが今度は社会人として走るのだ。

群馬県庁前をスタートし高崎→前橋→伊勢崎→太田→桐生などの主要都市をまたぎ、再び群馬県庁前に帰ってくる。その距離は、全7区間・全長100kmにもおよぶ。2011年から一部ルートが変更になり、各区の走行距離に若干の変動が生じたが、全長100kmは維持されている。

【優勝回数最多チーム】旭化成(九州)

過去最多の優勝回数を誇るのは旭化成。これまでの出場回数は53回。30年連続出場を続けている古豪とも呼べるチームだ。優勝回数は歴代最多の21回。78年から83年にかけて6連覇を達成したほか、90年代は96年を除きすべて優勝。無敵の強さを誇っていた。

1980年代は言わずと知れた宗兄弟が主力として活躍。1990年代はバルセロナとアトランタオリンピックのマラソン競技に出場した谷口浩美や、99年のセビリア世界陸上・マラソン競技で銅メダルを獲得した佐藤信之が在籍していた。

【21世紀最多優勝チーム】コニカミノルタ(関東)

旭化成に次ぐ8度の優勝を達成しているのがコニカミノルタ(2003年までは前身であるコニカ)だ。8回の優勝はいずれも21世紀に入ってからのもので、近年はチーム強化が進んで盤石の強さを誇っている。

躍進のきっかけを作ったのは、法政大学出身の磯松大輔。2001年に初優勝した当時のチームキャプテンだ。高校・大学とキャプテンを務め、コニカに入部。正義感が強く、物怖じしない強気な性格の持ち主で、練習態度の悪い先輩選手を注意し意識改革を促すことに成功。2001年から2003年までニューイヤー駅伝の1区を任されチームを牽引した。

彼に引っ張られる形で酒井俊幸、坪田智夫、松宮隆行、松宮祐行などの主力選手も活躍。現在は現役を引退した磯松自身が監督となり、駒澤大学出身の宇賀地強や東洋大学出身の山本浩之などの次世代を育てている。

【直近2大会で優勝】トヨタ自動車(中部)

ニューイヤー駅伝には27年連続37回出場し、2015年と2016年にはコニカミノルタを抑えチャンピオンになったトヨタ自動車。かつてはコニカミノルタの監督を務め、ニューイヤー駅伝を6度制覇した佐藤敏信監督が率いている。

2015年は5区の大石港与、6区の田中秀幸、7区の早川翼が区間賞をとる快走を見せて初優勝。2016年も主力を維持したまま戦力の底上げに成功し、5区から一度も1位を譲らず連覇を達成した。

コニカミノルタの対抗馬としてではなく、優勝の本命として、来たる2017年の3連覇に挑戦することになる。

【新興勢力】2017年の優勝を狙うその他のチーム

トヨタ自動車とコニカミノルタの2強を中心に、優勝争いが予想される2017年元日の第61回大会。大学長距離界の有力新人が4人も集まっている富士通は、注目の的だ。

2015年と2016年に2年連続区間賞をとった設楽悠太を擁するHondaも、優勝候補に名乗りをあげるはず。「元祖・山の神」である今井正人を有するトヨタ自動車九州も万年3位のレッテルを剥がす機会を虎視眈々と狙っている。また、2012年以来の優勝を目指す日清食品グループも好レースが予想される。

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