1区と2区の見どころ
大手町にある「読売新聞の東京本社」がスタートとなる1区では、急な坂道がない安定したコースとなっている。カーブもないので、選手の体力とスピードが試される区間だ。
「鶴見中継所」からは、2区の選手と交代する。ここでは各大学のエースが揃うので、とても盛り上がる。
特に、ゴール地点である「古谷商事前」に行くまでに、約3kmの坂道がある。毎年この坂道では、選手たちによる手に汗握る展開が繰り広げられる。
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箱根駅伝は、本当にドラマチックな展開が多く、区間ごとの盛り上がるポイントを知るだけで、より感動できる瞬間を見ることができる。コースの特徴をしっかり把握し、箱根駅伝の選手たちを応援しよう。
大手町にある「読売新聞の東京本社」がスタートとなる1区では、急な坂道がない安定したコースとなっている。カーブもないので、選手の体力とスピードが試される区間だ。
「鶴見中継所」からは、2区の選手と交代する。ここでは各大学のエースが揃うので、とても盛り上がる。
特に、ゴール地点である「古谷商事前」に行くまでに、約3kmの坂道がある。毎年この坂道では、選手たちによる手に汗握る展開が繰り広げられる。
コース距離21.4kmのうち、海岸沿いも走ることになるのが3区の特徴だ。準エースたちが集まるこの区間では、海風に負けない脚力が求められる。
「唐ケ原交差点前」まで走れば、4区の選手と交代になる。4区のコース距離18.5kmは、全区間最短の距離だ。スピードに自信のある選手が4区に挑戦するので、ここで順位が大きく入れ替わる可能性も高い。旧東海道の松並木が見え、景色もきれいな区間だ。
4区の選手が小田原中継所まで走れば、5区の選手と交代だ。この区間は「山登りの5区」とも呼ばれ、非常にアップダウンが激しいコースとなっている。箱根駅伝は冬に行われるので、寒さも敵となる。
芦ノ湖駐車場入り口に到着すれば、6区の選手と交代だ。6区は5区と対照的に、下り坂と平坦な道だけになる。その分、下り坂から平坦な道に変わるときの切り替えが、勝負の分かれ目とも言える。
小田原中継所に到着すれば、7区の選手がスタートする。
5区と6区が山を越える区間だったが、7区では再び海沿いを走る。アップダウンも細かいので、体力があってメンタルも強い選手が有利となる。大磯駅前付近の「高村不動産前」が、7区のゴールだ。8区では、「湘南大橋出口」から「ウエインズ戸塚前」がコースとなっている。
21.4kmある距離で、最後のほうに急な上り坂がある。箱根駅伝で難関とも言われるこのコースによって、順位も大幅に変わることが予想される。
往路は1~5区間、復路は6~10区間ですが、この9区間は鶴見の市街地に向かうので「戻ってきた」と感じる場面だ。観客の声援も盛り上がっており、プレッシャーもかかる。最終ランナーである10区の選手へたすきが渡せるかどうかが、見どころだ。
「鶴見市場交番前」で、10区の選手がスタートする。順位が決まるので、一番の盛り上がりを見せる区間だ。ゴールの「読売新聞東京本社前」で10位までに入れば、翌年の箱根駅伝でシード権を獲得することができる。
箱根駅伝は、本当にドラマチックな展開が多く、区間ごとの盛り上がるポイントを知るだけで、より感動できる瞬間を見ることができる。コースの特徴をしっかり把握し、箱根駅伝の選手たちを応援しよう。