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プリンセスは日本一決定戦ではなく、全国への予選会~実業団女子駅伝が幕開け

2017 11/2 10:49きょういち
女子駅伝
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出典 WoodysPhotos / Shutterstock.com


 秋になり、人気の大学駅伝のシーズンが開幕したが、実業団の女子の駅伝もついに幕を開けた。

 10月22日、実業団女子のチームが出場するプリンセス駅伝(6区間、42・195キロ)が福岡県宗像市、福津市で行われ、豊田自動織機が2時間20分28秒で優勝した。

 レース内容の前に触れるべきことがある。

 この大会、名前だけ見れば女子の日本一を決定する大会のように思えるが、実は全国大会への予選会である。日本一を決めるのは、クイーンズ駅伝と言い、11月26日に宮城で行われる。予選会が姫=プリンセス、全国大会が女王=クイーンという、名前が少しわかりにくくなっている。

全国への予選は一つのみ

 実業団女子駅伝が変わっているのは、全国への予選が一つしかないところだ。普通、全国予選と言えば、各都道府県や、ブロックごとに分かれた地域でやることが普通である。

 実業団女子駅伝でも、かつてはそうだった。2015年から現行の方式だが、それまでは東日本、中部・北陸、西日本の3ブロックで行われていたし、さらにその前となれば、九州でも行われていた。

 ただ、ブロックごとにスポンサーを集めるのが厳しいことや、ブロックごとのレベルが違い、出場したほとんどのチームが全国へ進めるようなブロックもあった。そのため、現行の予選方式になった。

 予選会であるプリンセス駅伝から全国大会であるクイーンズ駅伝に進めるのは14チーム。そして、前年のクイーンズ駅伝の上位8チームがシードされているので、全国では22チームが争われることになる。

侮れない予選会

 さて、予選会と言えば、シードからもれたいわゆる「二流」のチームが出場すると思われがちだが、そんなことはない。

 今回で言えば、2年前まで3年連続日本一だったデンソー、過去7回日本一の三井住友海上、日の丸をつけた選手を擁するパナソニック、積水化学、ダイハツが出場した。さらに言えば、今回のプリンセス駅伝で優勝した豊田自動織機は、昨年のクイーンズ駅伝でたすきの受け渡しでうまくいかずに失格となり、今年の予選会にまわる羽目になった。予選会といえども、侮れない大会なのである。

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