100%の自信
2017年世界選手権ロンドン大会の開幕を直前に控えた8月1日、ボルトは、ロンドンで記者会見を開いた。
朝日新聞
によると、ボルトは以下のような自信にあふれたコメントを発している。
「100%の自信がある。レース後の見出しは『無敵』、『誰も止められない』だ。みんなメモしておけよ」
ロンドン五輪で生ける伝説となったボルトは、歴史を作り続けてきた。北京五輪で鮮烈な印象を残して以降、五輪、世界選手権といったいわゆる「世界大会」では、2011年世界選手権大邱大会でのフライングの失格以外で負けていない。
ロンドン五輪以降も、2013年世界選手権モスクワ大会、2年後の北京大会、2016年リオデジャネイロ五輪の100メートルと200メートル、そして400メートルリレーと、走ったレースは全て金メダルをとってきた。
人類最速のスピードに加え、無類の勝負強さを誇る。それが、強気のコメントを言わせるのだろう。
ボルトは今年、8月21日で31歳になる。若いころに比べて、ケガも多くなり、かつてのようなスピードはないかもしれない。今回の世界選手権では、200メートルの出場を断念し、個人種目は100メートルに絞っている。
100メートルで優勝すれば、この種目で大会最多となる4度目の優勝となる。今季の自己ベストは9秒95と、世界ランキングは5位とふるわないが、ボルトは意に介さない。
「間違いなく俺が今も一番速い」