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スピードと技の競い合い!車椅子マラソン日本代表を解説

2017 7/10 10:25TANANA
車椅子競技,世界陸上
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出典 Eckhard Pecher

2020年東京パラリンピックに向けて、車椅子マラソン日本代表争いも熾烈になっている。 栄光のスタート位置に立つのは果たしてどの選手になるのか、興味が尽きない。 今回は、その有力候補と言える選手を紹介していく。

絶望から栄光へ。メダル最有力の呼び声高い洞ノ上浩太選手

2000年にバイク事故で重傷を負った洞ノ上浩太選手。2002年に病院で同室だったアスリート仲間に誘われたのがきっかけで車椅子マラソンに挑戦を始めた。最初は競技用の車椅子に戸惑い、数メートル進むのにも数十分以上要したが、そこから猛練習を開始。早くも4年後にはフェスピックで優勝を果たす。
パラリンピックにおいても各大会において上位入賞、リオでは7着と、日本人最先着を果たした。さらには2014年と15年の各マラソン大会でも7回出場中6回優勝という実績を残しており、2020年にはメダルへの期待も高まっている。

競技用車椅子を愛する中年の星!ベテラン山本浩之選手

バイク事故で20歳から車椅子生活となった山本浩之選手。ケガが癒えてからは車椅子バスケットボールをしばらく続けていたが、マラソンに競技人生の矛先を向けるとすぐに頭角を表す。2007年大分国際車椅子マラソン2位を皮切りに、国内大会で複数回の優勝、国際大会でも上位入賞を果たした。
山本選手は、競技用車椅子の細かいチューニングにこだわりを持ち、スムーズなレース運びに全身全霊を注いでいる。2020年東京パラリンピック時には54歳を迎える大ベテランが世界を驚かせるのか、要注目となる。

オールドルーキーの意地!上与那原寛和選手の軌跡

2000年の交通事故で車椅子生活となったものの、リハビリ生活において車椅子マラソンの存在を知った上与那原寛和選手は、懸命の練習の甲斐あって、2002年に31歳という年齢ながらアスリートとして本格的に始動する。
2007年にハーフマラソン、フルマラソンで当時の日本記録を樹立した後、2008年の北京パラリンピックにおいては銀メダルを獲得。その活躍が評価され、地元沖縄県から県民栄誉賞を受賞した。
2016年リオパラリンピックではトラック競技に出場して結果は残せなかったものの、次回東京パラリンピックにおいて再びマラソン競技での活躍が期待されている。

スキーにマラソン、マルチな才能をみせる久保恒造選手

久保恒造選手は、アスリートとして最初は車椅子マラソンの国際大会で頭角を表したものの、2008年にクロスカントリースキーに転向。冬季パラリンピックで銅メダル、ワールドカップで金メダルを獲るなどの活躍をした。そして2014年から車椅子陸上競技に再転向し、ここでもその才能を見せつける。ハーフやフルのマラソンに積極的に出場して常に上位入賞を果たすのだ。
2020年東京パラリンピックでも、その溢れる才能と練習の積み重ねによって、日本代表入り、そしてメダル獲得を虎視眈々と狙っている。

将来性豊かな若手のホープ!鈴木朋樹選手

2015年に車椅子マラソンの国際大会にデビューしたばかりの鈴木朋樹選手は、日本代表若手のホープとして期待が集まっている。カタールで行われた同大会では、トラック競技において世界のトップクラスと堂々と渡り合い、準決勝進出という健闘を見せた。
早い段階から世界を知った彼は、マラソン競技でもそのポテンシャルを見せつけおり、2015年の東京マラソンでは2位に入っている。2016年現在でまだ22歳であり、2020年東京パラリンピックでも脂の乗り切った主力選手としてメダルへの期待が大きくなっている。

まとめ

2020年東京パラリンピックへ向けて、日本代表候補の選手は百戦錬磨のベテランから期待の若手まで、豊富な戦力でメダルを目指すべく奮闘している。 彼らが表彰台で輝く姿が見られることが、今から非常に楽しみだ。

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