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注目の日本男子短距離陣 世界選手権のリレーの走順を勝手に予想する

2017 7/5 09:59きょういち
陸上
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Photo by William Perugini/Shutterstock.com


 6月25日に陸上の日本選手権が終わり、翌26日にはロンドン世界選手権の代表選手が発表された。日本選手権では男子100メートルで9秒台は出なかったものの、レベルの高い争いが繰り広げられ、400メートルリレーは銀メダルを獲得した昨年のリオデジャネイロ五輪のメンバーよりも速いのではないかと期待されている。

 果たして誰がどこを走るのか。勝手に予想してみた。

スタートダッシュが問われる1走は多田が有力も…

 リオ五輪までは、号砲への反応が「神業」的に速く、日本の陸上関係者から「1走としては世界トップレベル」と言われていた山県亮太(セイコー)がいたが、今回の日本選手権は足のケガの影響もあって結果がふるわず、代表入りがならなかった。

 1走は4人の中で唯一、スターティングブロックを使ったスタートダッシュがある走順。ここにはスタートがうまい選手を置くのが常套手段である。となると、必然的にダッシュ型の多田修平(関西学院大)がおさまることになる。

 懸念材料とすれば、多田がカーブをうまく走れるかどうか。陸連関係者に聞いたところ、多田曰く「カーブは走れない」とのことらしい。モモを高く上げて走る多田の走方は確かにカーブには向いていない。

 多田の懸念材料がもう一つあるとすれば、バトンパスである。日本のバトンパスの技術はリオ五輪で証明したように世界でトップと言っていい。ただ、今季急成長した多田は日本代表のリレーの練習はほとんどしたことがないはず。となると、バトンパスが1回しかない、1走かアンカーになる。

 実際、多田をアンカーにするという案も、セカンドチョイスとして陸連内にはあるそうだ。

2走はリオと同じか

 1走のところで書いたが、2走以降はスターティングブロックを使ったスタートダッシュがない。そのため2走以降に求められるのは、加速走と呼ばれるスターティングブロックを使わない時の走りのスピードであり、バトンの受け渡しなども含めて120メートルぐらいの加速走がどれだけ速く走れるかが問われる。

 だから、今回のメンバーの100メートル合計タイムがリオの時より0秒16速いから最強とスポーツ報知 には書かれていたが、合計タイムは一つの基準にはなっても、絶対的な数値にはならないのだ。

 2走は長く直線を走り、100メートルよりも少し長い距離のスピードが問われる。だから、北京五輪では200メートルの日本記録保持者である末続慎吾が走り、リオでは200メートルが専門の飯塚翔太(ミズノ)が走った。

 そして、今回も飯塚が一番手ではないかと思う。今季100メートルの自己ベストとなる10秒08をマーク。これは多田と同じタイムであり、100メートルのスピードも見劣りしない。

 そして、2、3走はバトンを受ける作業と渡す作業があり、バトンパスに熟達した選手が選ばれる。だからこそ、リオでも2走を務めた飯塚が向いている。飯塚が外れるとすれば、リオ五輪でアンカーだったケンブリッジ飛鳥(ナイキ)か。ケンブリッジは日本選手権で足を痛めており、その回復具合ではリレーメンバーから外れることも十分にあり得る。

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