男子5000mWという競技について
5000mWの「W」というのは英語の「Walk」の頭文字で、競歩であることを表す。一般的な競歩のイメージは街中のコースを周回するロードレースだが、5000mWは400mのトラックを周回して行う。オリンピックで見ることができるのは20km、50kmであるため、日本ではあまりなじみがなく、インターハイに採用されたのも2001年からとなっている。
世界的にみると一般的な競技で、チュニジアのハテム・グーラ選手が1997年に出した18分05秒49というタイムが世界記録になっている。競技としては片脚が地面についていること、ひざが伸びていることの2点を判定しながら行い、ルール違反の失格で順位が変わるスリリングな面を持っている。