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世界を席巻する長距離王国 ケニアに行ってみた(1)

2017 3/28 19:49きょういち
ケニア
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ケニアの強さって何なの?

 日本人が大好きな五輪競技と言えば、間違いなく挙げられるのがマラソン。

 半世紀前の東京五輪では円谷幸吉が銅メダルを獲得し、ヒーローになりました。1984年ロサンゼルス五輪から正式種目となった女子マラソンでも日本人は大活躍。2000年シドニー五輪では高橋尚子、2004年アテネ五輪では野口みずきが金メダルをとりました。

 ところが、人気とは裏腹に特に男子マラソンは日本と世界の差が広がるばかり。

 世界記録はデニス・キメット(ケニア)の2時間2分57秒。2014年のベルリン・マラソンで出した記録です。一方、日本記録はと言えば、高岡寿成が2002年のシカゴ・マラソンでマークした2時間6分16秒で、2017年3月下旬現在で世界歴代86位。日本記録をマークした時は世界歴代4位でした。この15年での世界のマラソンのスピード化がすさまじいものだということがわかります。

 近年の高速化を牽引しているのが、エチオピアと並ぶ長距離王国のケニアです。その一国、ケニアの強さが知りたくて、数年前に現地に行ってみました。

日本に渡るため、「選抜試験」を受ける子どもたち

 東アフリカ最大の都市ケニアのナイロビ。高層ビルが立ち並び、大きなショッピングモールもあります。日本人がアフリカに対して固定観念で持っている草原、野生動物、といったものとは無縁の近代都市でした。

 ケニアの選手は貧しさから抜け出すために、マラソンを走る・・・。そう聞いてはいましたが、ナイロビという街にはそういった雰囲気はありません。

 ところがです。ある日のこと、ナイロビにある国立陸上競技場にワゴン車が到着しました。

 車中には押し詰められた子どもたちがいました。降りてきた子どもに聞けばみんな中学生。彼らは、日本の高校への留学を「つかみ取る」ためにケニアの各地から集められた子どもたちでした。

ケニア

▲日本への選抜試験を受ける中学生たち

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