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東京マラソンでぶっちぎりの速さを見せたキプサングって何者?

2017 3/14 11:24きょういち
キプサング
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▲仲間たちと練習に向かうキプサング(中央)

日本での最高記録をマークしたケニア人

 2月に行われた東京マラソンで、ケニアのウィルソン・キプサングが日本のマラソンの国内最高記録を塗り替えました。優勝タイムは2時間3分58秒。それまでの国内最高記録は2009年福岡国際マラソンでツェガエ・ケベデ(エチオピア)がマークした2時間5分18秒でしたから、大幅な記録更新です。

 圧倒的な力を見せたキプサングですが、彼は何者なのでしょうか。

長距離最強部族出身

 ケニアには長距離に適した部族がいくつかありますが、だいたい四つの部族がメジャーだと言われています。

 2008年北京五輪男子マラソンでケニア初の金メダルを獲得したサムエル・ワンジルはキクユ族出身。日本の実業団や高校、大学などに来ているケニア人はキクユ族が多いのですが、世界のマラソン界を見渡すと、活躍しているケニア人はカレンジン族が多いです。カレンジン族は遊牧民族だと言います。

 ケニアの高地トレーニングのメッカ、イテンやエルドレッドで練習をしているのが多いカレンジン族ですが、キプサングもまさにカレンジン族。筆者が2012年に会ったときも、イテンで練習をしていました。

キプサング

▲2010年、ケニアの高地トレーニングのメッカ『イテン』で練習したいたキプサング(中央)


 直前に世界歴代2位の記録をマークし、注目を浴びていた時でした。

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