「スポーツ × AI × データ解析でスポーツの観方を変える」

【陸上競技】800m競争、名選手5選!

2017 1/30 21:11
このエントリーをはてなブックマークに追加

Photo by thelefty/Shutterstock.com

日本ではそれほど注目度はないが、欧州などで人気の高い800m競争。 「陸上の格闘技」と呼ばれることもあり、激しいレース展開が繰り広げられる、800m競争の名選手を紹介する。

デビット・ルディシャ=ケニア

2016年に開催されたリオオリンピックでの金メダリストが「デビット・ルディシャ」だ。 ルディシャは、4年前のロンドンオリンピックでも金メダルを獲得しており、オリンピック連覇を成し遂げた。 800m競争でのオリンピック連覇は52年ぶりの快挙だった。 尚、ロンドンオリンピック時に記録した1分40秒91というタイムは世界記録となっている。
日本で最も有名なアフリカの民族、マサイ族から排出された選手であり、ルディシャの父親は、メキシコオリンピック400m×4リレーで銀メダルを獲得した選手だ。

モハメド・アマン=エチオピア

モハメド・アマンは世界選手権を3度制しているが、1994年生まれで、まだ22歳という若さの選手だ。 自己ベストは1分42秒37で、これは世界歴代9位に入る好タイムとなっている。 陸上競技における、世界最高峰のリーグ大会・IAAFダイヤモンドリーグ(IAAF Diamond League)の2012年大会で年間優勝している。
2015年にはオレゴン・トラック・クラブ(OTC)のエリート部門へ参加するなど、さらなる飛躍を遂げるべく活動しており、今後の活躍が楽しみな選手だ。

ナイジェル・アモス=ボツワナ

ナイジェル・アモスもモハメド・アマンと同じく、1994年生まれの22歳の選手だ。 2012年の世界ジュニア陸上競技大会では、大会新記録で優勝すると、同年のロンドンオリンピックで代表入りする。 勢いに乗ったアモスは、なんと初出場にして銀メダルを獲得した。 この銀メダルは、ボツワナにとって初めてのメダルとなった。
2016年のリオオリンピックにも出場したが、残念ながら予選落ちとなってしまった。

ウィルソン・キプケテル=デンマーク

ウィルソン・キプケテルはケニア出身の陸上選手で、19歳のときにデンマークの大学へ交換留学という形で渡り、それがきっかけでデンマークへ移住した。
800m競争歴代2位となる1分41秒11の記録を持っており、1996年から1997年にかけて、28連勝を記録するなど、90年代後半から00年前半では圧倒的な強さを見せた選手だ。しかし、オリンピックの出場は1度だけで、その1度のシドニーオリンピックでも優勝候補筆頭だったが、2位に終わり、惜しくも金メダルを逃してしまう。

川本奨=日本

800m競争で、日本記録の1分45秒75のタイムを持っている選手が川本奨だ。 初のオリンピックである、リオオリンピックでは予選落ちと、本来の力を発揮できなかったが、2015年中国武漢市で開催されたアジア選手権では銅メダルを獲得している。
オリンピック選考期限がせまった大会で、オリンピック参加標準記録1分46秒00を突破するなど、「ここ一番」に強い選手だ。 800m競争は世界との差が大きい競技だが、今後日本記録を更新するようなことがあれば、十分世界とも戦えるので今後の活躍に注目な選手だ。

まとめ

800m競争は、駆け引きや、激しい争いが繰り広げられる競技だ。 現在最も力があり、注目な選手は「デイビット・ルディシャ」だが、川元奨を始とした日本選手がいかに世界と戦えるのか非常に楽しみな種目でもある。