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陸上短距離界に君臨するウサイン・ボルトの功績

2016 12/9 21:03
陸上
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Photo by Kaliva / Shutterstock.com

男子短距離界の絶対王者ウサイン・ボルト選手、2016年リオオリンピックでも貫録の走りで短距離3冠を獲得した。 ボルト選手のおいたちや実績など詳しく紹介する。

200mで世界デビューするもアテネでは惨敗

ウサイン・ボルトは1986年8月21日ジャマイカ西部のトレローニーで生まれる。ボルトが世界に名前を知られたのは、2002年ジャマイカのキングストンで開かれた世界ジュニア選手権だった。15歳の若さで臨んだ200mで見事優勝、当時世界最年少優勝と世界に注目されるようになる。
そのときのタイムは20秒61だったが、翌2003年には20秒13でユース世界最高、さらに2004年には19秒93でジュニア世界記録更新と17歳にして20秒の壁をきっている。しかし勇んで挑戦した2004年アテネオリンピック200mでは予選5着と惨敗に終わっている。

世界選手権への出場

2005年になると世界選手権への出場を果たすが、200m決勝で最下位といいところはなかった。次回2007年大阪の長居スタジアムで行われた世界選手権では19秒91で200m銀メダルを獲得する。
このときの金メダリストは100m、200mを制したアメリカのタイソン・ゲイだった。ボルトはこの大会で4×100mリレーのジャマイカチームの一人として100mを走っている。結果はアメリカに次ぐ銀メダルだった。この頃から100mに対する自信のようなものを感じたのかもしれない。

世界新記録で優勝、2008年北京オリンピック

2008年になるとジャマイカで行われた大会で100mに出場して9秒76を記録する。これは当時世界2位のタイムだった。そして北京オリンピックの前にアメリカで行われたリーボック・グランプリに出場して、100m9秒72の当時の世界新記録で優勝する。そうして迎えた2008年北京オリンピックでは、100mでは9秒69といきなり世界新記録を更新、ゴールには手を広げて入るパフォーマンスを披露、世界中をあっと言わせた。
続く200mでも19秒30の当時の世界新記録で優勝し、4×100mリレーの世界新記録での優勝と合わせ、驚愕の3競技世界新記録での優勝を成し遂げた。

100m9秒58の世界新記録とフライング

2009年世界選手権ベルリン大会100m決勝に臨んだボルトはアメリカのタイソン・ゲイを抑えて9秒58の世界新記録で優勝する。2位のゲイのタイムは9秒71というハイレベルな戦いだった。ボルトはこの大会200mでも19秒19の世界新記録で優勝して、世界新記録優勝2冠に輝く。この2つの世界新記録は今でも破られていない。
次の世界選手権は2011年韓国のテグで行われた。期待された100mはフライングで失格、連覇の夢は消えてしまう。それでも200mと4×100mリレーでは優勝して何とか面目は保った。

オリンピック3種目3連覇

2012年ロンドンオリンピックのジャマイカ代表選考会100m決勝、ボルトはスタートに出遅れヨハン・ブレイクに負けてしまう。200mでもブレイクに敗れオリンピック連覇に赤信号がついた。そして迎えたオリンピック100m決勝、大声援の中緊張も消え、いつもの走りで金メダルを獲得、200m、4×100mリレーでも金メダルを獲得して3種目2連覇を達成した。
続く2016年リオオリンピックでも、世界中が注目の中、100m、200mと抜群の強さを発揮、最後の4×100mリレーでも最終走者で出場すると、追走する日本のケンブリッジ・飛鳥を振り切り優勝、前人未到の3種目3連覇を成し遂げた。

まとめ

陸上界のスーパーヒーロー、ジャマイカのウサイン・ボルトに迫ってみた。 100mのパフォーマンスが有名だが、200mの方で世界デビューを果たしたのは意外だった。フライングでスタートにナーバスになった時期を乗り越えオリンピック連覇を果たした。引退表明をしていて、今後の去就が気になるところだ。

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