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オリンピック、短距離走の注目ポイント

2016 12/9 12:03
オリンピック
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Photo by Shahjehan/Shutterstock.com

スポーツ観戦に興味を持っている方へ。 2016年に行われたリオデジャネイロオリンピック、陸上の花形"短距離走"は白熱しましたね。 リオオリンピックの短距離走における注目ポイントを振り返ってみましょう。

100mは大本命ボルトが3連覇!

短距離走で一番の注目競技というと、やはり100m走ですが、この競技は大本命の世界記録保持者であるウサイン・ボルト選手(ジャマイカ代表)が優勝して金メダルを獲得することになりました。
ウサイン・ボルト選手はここまでのオリンピックで3連覇の大偉業を果たすことになり、その足の速さを改めて世界に見せつけることになったのです。
3大会連続ということは、12年間トップの座を維持しているということになりますから、ウサイン・ボルト選手は単純なスプリント能力だけでなく自己マネージメントにも長けているといえますね。
今後もウサイン・ボルト選手の走りに多くの方々が期待していることでしょう。

ライバルのガトリンは銀メダル

一方で、ウサイン・ボルト選手のライバルと知られているジャスティン・ガトリン選手(アメリカ代表)は、ウサイン・ボルト選手の後を行く2位となり、銀メダル獲得となりました。
ガトリン選手は、ボルト選手のタイムと比較してわずか0.08秒の差で2位だったのですが、100m走をはじめとした短距離走では、このわずかな差が明確な順位として現れるというのが、非常に見ごたえのある点といえますね。
ガトリン選手は、かつては世界記録を保持していたこともある選手ですし、ボルト選手と同様に今後の動向に多くのスポーツファンが注目している選手なのです。

日本勢は苦戦

ウサイン・ボルト選手の圧倒的な走りに沸いた一方で、日本人選手は決勝への進出ができないなど苦戦しました。日本勢は山縣亮太選手、ケンブリッジ飛鳥選手、桐生祥秀選手が出場しましたが、桐生選手は組予選で敗退、山縣選手とケンブリッジ選手は準決勝での敗退となったのです。
これまでにも日本人選手は100m走において世界の壁にぶつかってきていますが、今大会の代表選手はみんな20代前半とまだまだ若いので、今後のオリンピックでの活躍を見据えて頑張ってほしいものです。
次回行われる東京オリンピックでは、100mでの躍動を見てみたいと思うファンも多いことでしょう。

福島選手は予選敗退

次は女子の日本人選手に目を向けてみます。
女子200m走の代表選手である福島千里選手は、予選で健闘を見せましたが、残念ながら予選敗退となってしまいました。福島選手は、日本の陸上競技全体を引っ張る存在であっただけに、この結果は多くの人が悔しさを覚えるものとなったかもしれません。
福島選手は100mに関しても日本記録を保持していますが、ケガの影響でこのリオオリンピックでは200mのみに絞った出場としていたので、100mを走ることなく競技を終えるということになりました。
今回の結果は残念なものでしたが、今後の福島選手にも大いに期待したところです。

まとめ

いかがでしたか? やはり、リオでもウサイン・ボルト選手の走りは多く人の度肝を抜く素晴らしいものでしたね。