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どこが強い?高校駅伝の強豪校を男女別にご紹介!

2016 11/25 11:06
駅伝
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Photo by stezzon/Shutterstock.com

高校野球のように大きく報道されることがない高校駅伝だが、強豪校といわれる高校が存在する。全国の駅伝強豪校の中から、強豪校を5校、厳選して紹介する。

全国制覇9度の名門・世羅高校(男子)

高校駅伝の強豪校と聞き、真っ先に思い浮かぶのが広島県の世羅高校だ。世羅高校は2015年の全国高校駅伝終了時で9回の優勝を誇り、この優勝回数は史上最多である。世羅高校は2002年からケニア人留学生を獲得しており、駅伝部の強化に当てている。
しかし、ケニア人留学生が1人入部すればチーム力が向上するわけではない。留学生と日本人の選手によるシナジー効果をうまく生み出しているのが、世羅高校なのだ。ケニア人留学生、日本人選手それぞれに個人目標を定めそれにむかって努力させる。これが世羅高校の強さの秘訣である。

高校駅伝は箱根への登竜門!山梨学院高校(男子)

山梨学院高校(旧校名:山梨学院大学付属高校)は、1998年に全国高校駅伝に初出場を果たすと2007年まで10年連続で出場し、2011年から2016年まで6年連続出場を続けている。
2013年に初優勝を遂げ優勝校の仲間入りを果たした山梨学院高校は、ほぼ全員が箱根駅伝を目指して山梨学院大学の陸上競技部へと進んでいる。これは日本人選手だけではなく、ケニア人留学生も同様だ。駅伝の花形である箱根駅伝へ出場したいというモチベーションが強さの秘訣なのだ。

長野県の強豪・佐久長聖高校(男子)

長野県の絶対王者・佐久長聖(さくちょうせい)高校は、1998年から2016年まで全国高校駅伝に19年連続出場という、県内敵なしの超強豪校だ。全国制覇は2008年の1回のみだが、2009年以降も2011年の21位を除いて毎年10位以内に入る上位常連校である。
トレーニングを行っている佐久大学のグラウンドには起伏があり、平坦な道を走るよりも効果的にトレーニングができる。力を出せるコツは伝統校にある固い雰囲気がなく下級生でも自分のペースでノビノビと走れることだ。極度の緊張状態に追い込むのではなくリラックスした状態で走れるような雰囲気を作るのが、佐久長聖高校の伝統なのだ。

強豪の影に名指導者あり!豊川高校(女子)

2008年に、創部3年で全国高校駅伝の優勝を果たした愛知県の豊川高校は、2009年、2011年、2013年と優勝を果たし、2015年終了現在で女子の最多優勝記録を持つ。ここまで実力をつけた理由の一つは、森安彦監督の存在がある。
森監督は2006年に豊川高校の監督に就任し、独特の指導法でチームを強豪校に押し上げた。その秘訣は自己管理にあるという。ストレスを貯めさせないように縛り付ける練習は行わず、ノビノビと練習を行わせていた。特に女子は、ストレスを貯めると過食症、拒食症を引き起こすことがあり、一番気を使ったようだ。その森監督は2014年3月に退任しているが、その後も全国大会に出場をしており、伝統は受け継がれている。

全国高校駅伝28回連続出場!立命館宇治高校(女子)

2000年以降に全国高校駅伝で3度の優勝を誇る京都の立命館宇治高校は、2016年まで第1回大会から28回連続出場を続けている。アトランタオリンピック女子10000メートルで5位入賞を果たした千葉真子選手も、立命館宇治高校の出身だ。
立命館宇治高校のトレーニングは、ランニングの基本を作ることから始まる。基本ができてから中長距離走に必要な持久力、心肺能力の向上を図るのだ。また、選手育成に欠かせないのは、肉体能力だけでなく人間力も重要と荻野由伸監督は語っており、指導では生徒をいかに1人の人間として育てるのかに重点を置いている。人間力の育成が鍵となる。

まとめ

高校駅伝の強豪校は男子女子ともに優秀な指導者があり、その高校独自の考え方、練習法がある。どんなに有力な選手でも最大3年間しか走ることのできない高校駅伝で、長きに渡り強豪として君臨するのは至難の業だ。今後どのように強さを維持していくのかに注目したい。

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