「拓殖大学」の駅伝チームについて
拓殖大学は、東京都にある私立大学です。派手なオレンジのカラーが目を引く駅伝チームで、毎年大会時にはそのハッキリとした色彩が印象に残る方も多いかもしれませんね。創部は1928年という、歴史の長いチームです。1958年に実質上の廃部を経験したものの、7年後の1965年に陸上同好会として再発足を果たします。その際、関東学連と日本陸連へ加盟、陸上競技部への復帰を果たしました。箱根駅伝への初出場は1933年に行われた第14回大会でした。
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初春恒例の一大イベント「箱根駅伝」まであと数ヶ月。数ある注目校の中から、今回は【拓殖大学】をピックアップしてご紹介いたします。2017年の注目選手は?2016年の大会の結果は?気になる拓殖大学の動向をまとめてチェックしましょう。
拓殖大学は、東京都にある私立大学です。派手なオレンジのカラーが目を引く駅伝チームで、毎年大会時にはそのハッキリとした色彩が印象に残る方も多いかもしれませんね。創部は1928年という、歴史の長いチームです。1958年に実質上の廃部を経験したものの、7年後の1965年に陸上同好会として再発足を果たします。その際、関東学連と日本陸連へ加盟、陸上競技部への復帰を果たしました。箱根駅伝への初出場は1933年に行われた第14回大会でした。
拓殖大学は箱根駅伝に初出場した1933年以来、合計で37回の出場を果たしています。過去の大会での最高順位は7位。長い陸上部の歴史の中で、いまだ総合優勝の座についたことはありません。また、往路・復路それぞれでの優勝経験も無し。4年連続出場となる2017年箱根駅伝では、念願の総合優勝を勝ち取りたいところです。 なお「拓殖大学陸上部」としての成績ではありませんが、OBにはロンドンオリンピック男子マラソン日本代表に選ばれた選手もいます。
現在の拓殖大学の注目選手は4年生の宇田朋史選手と、1年生の赤崎暁選手です。
まずはエースの宇多選手。近年力をつけてきたと評判の走りで、試合はもちろん、主将としてもチームを引っ張る存在に成長しました。
もうひとりの注目選手の赤崎選手は、1年生ながらもその実力を買われる存在。箱根駅伝の予選で見せた、チーム6位となるその走力を本番でも期待したいところです。
ダブルエースと称されるこの2人の走りが、2017年箱根駅伝制覇の鍵となるでしょう。
拓殖大学は、2016年11月6日に行われた「第48回全日本大学駅伝」に出場しています。その結果は、25校中8位入賞というまずまずの順位。エースの宇多選手が区間順位で2位という快調な走りを見せるなど、活躍すべき選手が自分の仕事をきっちり行った結果ではないでしょうか。しかし、2017年箱根駅伝優勝には、順位をもっと上げなければ手が届きません。本番までにどう対策を練っていくか、監督の采配が問われます。
エース宇田選手が区間順位で2位に入るなか、同じく期待のかかる赤崎選手は区間順位11位と精彩を欠く結果に終わります。実力はあるだけに、箱根駅伝本番までにどれだけ走りを仕上げてくることができるか。2017年の箱根を拓殖大学が制するには重要な課題となるでしょう。全員がエース並みの強豪チームというわけではない拓殖大学の駅伝チーム。いまのチームでベストの走りはどんな形なのか…。
監督とともに今一度チームを見つめ直し、拓殖大学らしい走りを見つけることが栄光への唯一の道となるはずです。
ひとりひとりが実力をいかんなく発揮すること。それが決して強豪チームとは言えない今の拓殖大学が勝利をつかむための近道となることでしょう。躍動するオレンジ色の旋風。2017年箱根駅伝が楽しみですね。