広島県立世羅高等学校
世羅(せら)高校は、広島県の世羅郡世羅町に位置する県立の高校です。進学校としても知られる学校ですが、陸上競技部は駅伝の強豪として全国に名前を轟かせています。上が黄緑、下が赤というユニフォームカラーはおなじみです。
全国高校駅伝では2015年までの成績で、全国最多の優勝9回を誇ります。国際教育も盛んなためケニア人留学生も受け入れ、駅伝チームの強化につなげています。
卒業生には、明治大学時代に箱根駅伝で活躍して現在は旭化成に所属、2015年の世界選手権10000m日本代表にも選出された鎧坂哲哉選手がいます。
兵庫県立西脇工業高等学校
西脇工業は兵庫県西脇市にある県立の工業高校です。駅伝の強豪校として有名で、全国高校駅伝では2015年までの成績で優勝8回、世羅高校に次ぐ2番目の記録をもっています。
特に1990年代は黄金期で、10年間の間に全国優勝を6回も獲得しています。同じ兵庫県の強豪校で全国優勝6回を誇る報徳学園とは長年ライバルとして競ってきましたが、2000年代に入ってからは西脇工業が兵庫県の代表になることが多くなっています。
卒業生にはホンダに所属し、世界陸上のマラソン日本代表に3回選出された藤原正和さんがいます。
宮崎県立小林高等学校
宮崎県小林市にある県立高校の小林高校は、高校駅伝の古豪として知られ、1950年代から1970年代にかけて7回の全国優勝を果たしています。また宮崎県代表として全国高校駅伝の常連になっており、2015年までの成績で出場52回というのは全国1位の記録です。
卒業生には旭化成に所属し、バルセロナオリンピックの男子マラソンで優勝候補として出場しながら、シューズを踏まれて転倒し8位という記録に終わった谷口浩美さんがいます。ちなみに谷口浩美さんが在籍した1977年と1978年に小林高校は全国高校駅伝2連覇を達成しています。
仙台育英学園高等学校
仙台育英は宮城県仙台市と多賀城市に校舎を持つ私立高校です。スポーツの強豪として全国に名前を知られていますが、駅伝もトップクラスの実力を持っていて、2015年までの成績で優勝7回、小林高校とならんで歴代3位の成績を残しています。
特に2000年代の10年間のうちに優勝5回という記録を残していて、2004年の優勝時には2時間1分32秒という歴代最高タイムをたたき出しました。卒業生には東洋大学時代に箱根駅伝で活躍、2年連続の2区区間賞など輝かしい実績をあげた服部勇馬選手がいます。
服部勇馬選手は2016年に大学を卒業して、現在はトヨタ自動車に所属しています。
佐久長聖高等学校
長野県佐久市にある佐久長聖高校は、陸上好きには有名な駅伝の強豪校です。全国高校駅伝の優勝は2008年の1回だけですが、有名選手を多数輩出しています。
上野裕一郎選手は2001年に1年生ながら全国高校駅伝の2区で区間賞を獲得するなど頭角を現し、中央大、ヱスビー食品に所属し世界選手権5000mの日本代表に選出されています。
一つ下の学年にいた佐藤悠基選手は東海大学、日清食品で活躍、2012年のロンドンオリンピックに5000m日本代表として出場を果たしました。他にも日清食品所属の村澤明伸選手やナイキ・オレゴン・プロジェクト所属の大迫傑選手などこれからの活躍が期待される選手も輩出しています。
まとめ
有名選手を輩出した高校駅伝の強豪校をピックアップして紹介してみましたが、いかがでしたか?これからもぞくぞくと新しい選手たちが育ってくると思いますので、注目していきたいですね!
以上「有名選手を輩出した、全国高校駅伝で実績のある強豪校をご紹介」でした。