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箱根駅伝常連校となった国学院大学駅伝の知られざる歴史

2016 10/4 00:52
駅伝
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Photo by AlexMaster/Shutterstock.com

大学駅伝ファンの方へ。
正月の風物詩と呼ばれる箱根駅伝に何度も出場を果たしてきた名門、国学院大学。
本記事では国学院大学の駅伝部にスポットをあて歴史や伝統について徹底解剖する。

国学院大学・陸上競技部の歴史

国学院大学が設立されたのは1882年(明治15年)、陸上競技部の創部は1890年(明治23年)であり陸上競技部としての歴史は古い。しかし箱根駅伝に初めて出場を果たせたのが2001年の第77回大会。これまでに9回本戦に出場しているが、特筆すべきは、第87回(2011年)第91回大会(2015年)まで5年連続で出場しているところである。2011年と2012年は総合成績10位となり、シード権も獲得している。
圧倒的なパワーを持つ選手はいないが、近年はチーム平均で安定した戦力を有しており、予選会を勝ち上がる術を身につけてきたところだ。

【2000年の国学院大学】念願の予選会突破!箱根駅伝に初出場!

箱根駅伝に限って言えば、1986年から予選会に出続けてたものの、毎年予選落ちを繰り返していた。長いトンネルに光が差したのは2000年、第77回大会の予選会でのことだ。1ヶ月に1000km以上を走りこむ努力が実を結び、全体の3位で予選突破を果たす。
個人トップは橋本勝選手の31位だったが、1分で10人がゴールに飛び込む団体走の真骨頂を見せ、最終的には12人中7人が50位以内に入ったのだ。国学院大学として初出場した箱根駅伝は、21世紀最初の箱根駅伝。ぶっちぎりで勝てるエースはいなかったものの、全員がベストを出し尽くし、繰り上げスタートなく往路復路ともに完走することに成功した。

【2009年の国学院大学】チームが変わる名将が就任

2009年に監督の座についたのが、前田康弘監督。2000年、駒澤大学が箱根駅伝完全優勝を達成した時の主将だった人物だ。青年監督に導かれ、チームには少しずつ変化が生まれていく。「指示に従うだけでなく、選手自ら考えながら走る」スタンスを植え付けていった。
また、自らの母校である駒澤大学と1週間に及ぶ野尻湖での合同合宿も実施。明確な差はあったにせよ、その差に愕然とするだけではなく、「打倒駒澤!」を選手たちに意識させることで、選手個々のメンタル強化を図ることにも成功した。合同合宿は2年連続で実施され、「上位陣は全くかなわないわけではない」と実力面でも確かな積み上げがあったことを証明してみせたのだ。これ以降、チームは上昇気流を生み、実力をアップさせていく。

【2015年の国学院大学】箱根駅伝予選会を突破できなかった落胆

前田監督就任から2年後の2011年。ついに箱根路に帰ってきた国学院大学。ここから5年連続で本戦出場を成し遂げる。この経験が、チームとしての「成熟」とある種の「勝負強さ」を作り上げたという手応えはあったはず。2015年も予選会からのスタートとなったが、「国学院は予選会を突破できる」という前向きな他者評価もあった。
唯一の不安材料は、チームを引っ張る成績を叩き出していた蜂須賀源(はちすか げん)の怪我による欠場。当時3年生の細森大輔が全体の28位という好成績を収めたが、残りのメンバーが上位でゴールできず、総合13位に沈み本戦出場を逃してしまう。吾妻佑起ほか3人の4年生にとってはラストチャンスだったが、箱根路を走ることができぬまま卒業を迎える形となった。

【おわりに】駅伝チームの展望

2016年、前年に逃した箱根駅伝出場を果たす。総合成績16位と上位ではないが、予選を勝ち抜き、出場を果たせたということがまず肝要なのである。国学院大学の2枚看板となったのは、ともに4年生となった蜂須賀源と細森大輔。いずれも2年前の箱根駅伝経験者だ。蜂須賀は1年生の頃も箱根路を走っており、今季は主将としてチームを引っ張る役割を担っている。
細森は蜂須賀不在だった昨年の予選会で良い走りを見せて、関東学連選抜に選出された。1区を任された全日本大学駅伝では国学院新記録を樹立、11月の記録会では10000mの自己ベストを30秒以上更新するなど、いい流れを掴んでいる選手だ。予選会を突破するために必要なのはやはり「総合力」。残りメンバーの走力を引き上げるために、この2人が前に出て引っ張るチームに仕上げていく。

まとめ

今日までの10年が、陸上競技部の歴史を大きく動かしていると言えるかもしれない。昨年からはスタッフに管理栄養士も加入し、栄養面からのサポートも始まった。コンディションも含めた強化が進んでいる。これからが楽しみだ。

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