箱根駅伝最多出場!日本屈指のチーム「中央大学」
駅伝のレースは国内にたくさんある。でも日本の駅伝といえば「箱根駅伝」だ。
1920年(大正9年)の第1回から2016年まで、途中中断をはさみながらも合計90回開催されている。日本中の大学駅伝チームにとって箱根駅伝は憧れであり、最高の目標でもある。出場できるだけでも大変栄誉なことなのだ。
そんな中、中央大学はなんと87回連続、90回もの出場回数をほこっている。もちろんダントツで日本一の出場回数だ。
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日本でも有数の名門といわれる中央大学駅伝チームはどのような歴史を辿ってきたのだろうか。 本記事では中央大学の昔から近年に至るまでの栄光を調べてみた。
駅伝のレースは国内にたくさんある。でも日本の駅伝といえば「箱根駅伝」だ。
1920年(大正9年)の第1回から2016年まで、途中中断をはさみながらも合計90回開催されている。日本中の大学駅伝チームにとって箱根駅伝は憧れであり、最高の目標でもある。出場できるだけでも大変栄誉なことなのだ。
そんな中、中央大学はなんと87回連続、90回もの出場回数をほこっている。もちろんダントツで日本一の出場回数だ。
現在では箱根駅伝最多出場として日本屈指のチームとして有名な中央大学の駅伝チーム。そんな中央大学がはじめて箱根駅伝に出場したのは1921年の第2回大会からだ。その時の成績は総合7位だった。その後、4位、2位、3位と出場を重ねる事に成績をあげていき、着実に順位をアップさせていく。
そして、はじめての優勝は1926年の第7回大会だった。二人の区間賞を出した往路優勝の勢いを保ち、見事総合優勝を果たした。
中央大学の駅伝チームが箱根駅伝で2度目の優勝を果たしたのが1948年大会だった。その後、1996年大会までに合計14回も優勝!これは2016年時点で最多優勝回数だ。ちなみにそのあとに続くのは早稲田大学13回、順天堂大学11回、日体大10回となる。
この4大学でこれまでの開催回数のうちほぼ半分を占めているから、この4大学がいかに強豪の駅伝チームであるかがわかると思う。中央大学は1959年から1964年まで6年連続で総合優勝しており、これは前人未到の大記録。今後も破られる可能性は低いと考えられている。
これまでご紹介したように、中央大学は箱根駅伝の出場回数・優勝回数どちらもナンバーワン!大学駅伝の世界では名実ともに日本一の歴史と伝統をほこっている。
ところが、近年はほかの大学の台頭も影響してか、中央大学の活躍が見られなくなった。箱根駅伝の場合、1996年の総合優勝を最後に、2016年現在まで優勝から遠ざかっている。毎4位、3位というように上位に名を連ねるので実力は衰えていない。しかし、優勝争いに中央大学のシンボルである「C」のマークのユニフォームが姿を見せる機会はほとんどない。
直近の箱根駅伝の成績をみると、中央大学は非常に苦戦している。10位以内に入ることもできず、2013年大会では悪夢の途中棄権という結果に終わった。それまで84年連続87回の出場をほこっていた記録に空白が生まれたその日、日本中の駅伝ファンが無念の声を上げたそうだ。
しかし、古くからの駅伝ファンは中央大学の底力を信じている。またいつの日か、その伝統の歴史に新たな栄光のページが加わる日を心待ちにしていることだろう。
中央大学駅伝部の歴史について簡単にまとめてみた。出場回数、優勝回数ともにナンバーワンの実力がありながら、近年は苦戦を強いられている中央大学。古豪復活を期待したい。