明治大学の歴史とは?
箱根駅伝を走るのは、明治大学体育会競走部のメンバーだ。東京都世田谷区八幡山が練習場所であり、どの大学よりも古い歴史を持っている伝統校だ。バルセロナオリンピックに競歩で出場した「園原健弘」選手が、明治大学体育会競走部のOBとなっている。箱根駅伝でも、上位成績を収めている。
実力派の大学として知られているのが、明治大学体育会競走部だ。第1回大会からずっと予選や本選に出場しているのも、伝統校の輝かしい結果だ。
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第1回箱根駅伝から出場し、古豪と呼ばれる明治大学。
今回は明治大学の歴史や伝統について紹介する。
箱根駅伝を走るのは、明治大学体育会競走部のメンバーだ。東京都世田谷区八幡山が練習場所であり、どの大学よりも古い歴史を持っている伝統校だ。バルセロナオリンピックに競歩で出場した「園原健弘」選手が、明治大学体育会競走部のOBとなっている。箱根駅伝でも、上位成績を収めている。
実力派の大学として知られているのが、明治大学体育会競走部だ。第1回大会からずっと予選や本選に出場しているのも、伝統校の輝かしい結果だ。
第1回箱根駅伝は、1920年に行われた。1949年(第25回)の箱根駅伝までの約30年間で、明治大学体育会競走部は7回もの優勝を果たした。その後はなかなか優勝を手にすることが難しく、上位入賞を果たすのにも時間がかかった。
しかし、2009年(第85回)以降の箱根駅伝では、毎年10位以内に入る勢いが出るようになった。2015年(第91回)には4位でゴールしたので、戦前のような優勝ラッシュが見られる日も近いかもしれない。
明治大学に在学中、最強世代とも言われたのが「大六野 秀畝(だいろくの しゅうほ)」選手だ。彼は2011年~2014年の駅伝大会全てに出場するほど、実力のある「走り」を持っていた。2014年の「全日本大学駅伝大会」では、強豪ぞろいの8区間でも区間賞に選ばれた。
大六野選手は、現在でも実業団の駅伝で優秀な成績を収めている。絶対的なエースの存在が、明治大学体育会競走部に刺激と勢いを与えたと言っても過言ではないだろう。
2017年卒業の明治大学4年「江頭賢太郎(えがしら けんたろう)」選手は、区間で上位入賞するほどの実力派選手だ。明治大学体育会競走部に入る前は、全国高校駅伝で7区5位に入賞した。大学入学後は、なかなか駅伝で結果を出すことがなかったのだが、2015年の出雲駅伝で2区6位に選ばれた。
江頭選手は2015年の全日本大学駅伝でも4区8位に入賞した。2016年の箱根駅伝で4区6位となり、安定した走りでチームを引っ張っている。
明治大学体育会競走部が刺激を受けるのは、実業団チームと一緒に練習する環境があるからだそうだ。レベルの高い選手を生で見ることができるので、本番でも理想のイメージを持って走ることができるのかもしれない。
多摩川河川敷や駒沢公園での練習もあるので、環境に恵まれているとも言える。合宿所も、明治大学のキャンパス内にある。勉学に励む空間も配慮されているので、文武両道の精神で駅伝優勝を目指す伝統もある。
明治大学では、実業団と一緒に練習する環境もあり、合宿所もキャンパス内に完備しているので、いつでも駅伝に向けた集中トレーニングが行える。順調に戦績が伸びている明治大学。来年の駅伝でもぜひ注目していきたい。