対戦チームを大まかにチェック!
まず最初に今回のライスボウルの対戦チームをチェックしていきます。
ライスボウルは前年の「甲子園ボウル」を制した大学生代表チームと、「ジャパンエックスボウル」を制した社会人代表チームが対戦することになっています。
今回は大学生代表の関学大ファイターズ(関西学院大)と社会人代表の富士通フロンティアーズのカードになり、2年前とまったく同じ顔合わせになりました。
ファイターズは15年ぶりの優勝を、フロンティアーズは2年前の再現となる優勝を目指す戦いだったのです。
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2017年の日本のアメリカンフットボール最高チームを決定する「ライスボウル」を皆さんはご覧になったでしょうか? 本稿では、2017年のライスボウルについて振り返っていきたいと思います。
まず最初に今回のライスボウルの対戦チームをチェックしていきます。
ライスボウルは前年の「甲子園ボウル」を制した大学生代表チームと、「ジャパンエックスボウル」を制した社会人代表チームが対戦することになっています。
今回は大学生代表の関学大ファイターズ(関西学院大)と社会人代表の富士通フロンティアーズのカードになり、2年前とまったく同じ顔合わせになりました。
ファイターズは15年ぶりの優勝を、フロンティアーズは2年前の再現となる優勝を目指す戦いだったのです。
試合は第1クォーターからフロンティアーズの流れで動くことになります。
早々にFGで先制することになったフロンティアーズは、XリーグでMVPを獲得したQBコービー・キャメロン選手を中心としたパス回しで、ファイターズを翻弄していきました。
そして、12分41秒にフロンティアーズの定番といえる得点パターンであるキャメロン選手のTDパスが決まり、13-0とフロンティアーズが完全に序盤からペースを握る展開になったのです。
第2、第3クォーター以降もフロンティアーズの勢いは止まりません。
ファイターズサイドが意表を突いた攻撃を行ったり工夫を見せたものの、鉄壁のディフェンスがそれを通さず、攻撃面は相変わらずキャメロン選手のパスが通る展開になり、どんどん点差が開いていくことになりました。
第3クォーター途中の段階でスコアは23-0でフロンティアーズのリードになり、ファイターズは時間が進むにつれて厳しい状況になっていったのです。
このままでは終われないファイターズは、第3クォーターの13分50秒に果敢に中央突破を試みた橋本誠司選手がTDを成功させ、6点を返すことになりました。
得点後、フロンティアーズにまたもや得点を返され、30-6とされて第3クォーターを終えましたが、最終クォーターにおいても終了間際に良い流れを作った中での連係プレーを見せて意地のTDを決めるをことになったのです。
試合はそのまま30-13でフロンティアーズが勝利したものの、ファイターズの終盤の攻撃には称賛の声があがりました。
試合全体を通してみると、社会人代表のフロンティアーズが圧巻の内容で快勝したゲームとなりました。
この試合でもMVPを獲得したキャメロン選手をはじめとした助っ人のパフォーマンスの影響が非常に大きく、その強大な力がファイターズを押し返すという結果になったのです。
今回の勝利によって社会人代表チームが8年連続で優勝するという結果になり、大学代表チームが長きにわたって苦杯をなめ続ける現状を変えることは叶いませんでした。
日本のアメリカンフットボールにおける最高の舞台ということもあり、今後もライスボウルが注目され続けるのは間違いありません。 次回以降どのような形でライスボウルが行われるのかということについても、注目が集まります。