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関西でアメフトの強い大学を紹介

2016 12/1 16:42
アメリカンフットボールⒸShutterstock.com
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Photo by Evgenii Matrosov/Shutterstock.com

アメフトの人気は高まってきており、大学においても人気のスポーツとなっています。 今回は関西でアメフトの強豪校と呼ばれている大学をご紹介したいと思います。

関西学生アメフト連盟で最も古い歴史をもつ「関西大学」

関西大学は大阪府吹田市にある私立大学です。アメフトチームは関西大学カイザースというチーム名で、これまでに甲子園ボウルに出場した回数は3回、そのうち2回の優勝という成績を収めています。関西の中でも一番古い歴史をもつ大学で、長い間強豪校が多い関西圏の中でも試合に勝つための強化を施策し続けていました。
2003年からはその強化策の甲斐もあり、リーグ上位を目指す存在にまでなっています。2009年には関西で一番の強豪校を破るなどしており、今後も期待の大きな大学でしょう。

関西一のアメフト強豪校「関西学院大学」

関西学院大学は兵庫県西宮市にある私立大学です。キャンパスは5つあり、その中でも最も古い西宮上ヶ原キャンパスは日本でも有数の美しいキャンパスとして有名で、登録有形文化財である時計台などもあります。
関西学院大学のアメフトは関西学院大学ファイターズというチーム名で、1941年に創部し、今では部員は224名にも登ります。チームカラーはブルーで、ヘルメットの三日月がチームシンボルとなっています。甲子園ボウルに出場した回数はなんと49回。優勝回数は27回といった驚異的な記録を持っています。この記録は全国学生チームの中では最多記録となっているほどの実力のあるチームです。そして、ライスボウルに出場した回数は8回のうち優勝は1回あり、強豪校としての強さは他を圧倒しています。

京都のアメフト強豪校「京都大学」

京都大学は京都府京都市にある国立大学です。国内では東京大学に次ぐ2位の難関校として有名な大学でもあります。自由の学風を理念にしており、何事も学生の自主性に任せている学校です。
京都大学のアメフトは京都大学ギャングスターズというチーム名で活動しており、1947年に創部した時には、国立大学としては初めてのアメフト部でした。創部から低迷期が続いていた京都大学は1961年に藤村重美が監督に就任し、その時に入部したのが2011年までの名将水野弥一です。それからチームは実力を高め、ついに1976年に関学の連勝記録を145でストップさせることに成功しました。1990年代には京都大学の黄金期が到来、京大と関学の試合はリーグの黄金カードとなるまでに成長しました。
現在までに、甲子園ボウルには8回出場経験があり、6回の優勝を獲得している強豪校の1つとして名を知られています。ライスボウルには6回出場し、4回の優勝経験があります。

関西の強豪校の1つ立命館大学

立命館大学は京都府京都市にある私立大学です。同じ京都市には京都大学があり、京都の中では1位2位を争うアメフトの強豪校として名を轟かせている大学の1つです。
立命館大学のアメフト部は立命館大学パンサーズという名前で活躍しています。京都大学、関西学院大学と肩を並べる大学で1990年代にはその3校の優勝争いが続き、これは3強対決と呼ばれていました。現在までに8回の甲子園ボウル出場の内7回優勝、ライスボウルにおいては京都大学よりも多く7回出場し、3回の優勝を果たしています。京都大学と並ぶ強さを持っており、今後も期待のできる大学となっています。

関西強豪校同士の戦い

関西学院大学は関西の中では甲子園ボウルの出場回数が一番多く、強豪校として名を知られていますが、そのライバルとも言える京都大学、立命館大学もどんどん力をつけてきており、今や関西学院大学に劣らないチームとなっています。
2005年には関西学院大学と立命館大学の全勝対決が実現し、この試合はアメフトの関係者の間では学生最高峰の試合とまで言われ、この試合を見るためだけに約22000人もの観客が集まるほどの人気ぶりでした。 関西学生リーグの中では関西学院大学、京都大学、立命館大学は関西3強と言われており、今後も3校のライバル対決が続くと思われます。

まとめ

関西のアメフト強豪校を紹介しました。 どの大学も厳しい練習を乗り越えて強豪校としての伝統を守っており、それぞれの魅力があります。 どの大学も期待ができ、これからの戦いぶりに、どの大学からも目が離せません。