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柔道をしている人なら誰でも知っている聖地といえばここ!

2017 2/16 19:10
柔道
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Photo by sportpoint/Shutterstock.com

いろいろなスポーツには聖地と言われる場所が必ずある。 柔道の聖地は、東京にある講道館だ。 知らない人も柔道に触れることのできる講道館について紹介する。

柔道家なら訪れたい聖地は、講道館

柔道の聖地といえば、公益財団法人講道館だ。柔道をする人で知らない人はいないだろう。
柔道家であり、また教育家の嘉納治五郎が、1882年に創立した柔道の総本山だ。ここでは、柔道に関する段位の発行や、大会の開催をはじめ、講習会や機関紙の発行、書籍の刊行などを通じて柔道の普及のための活動を幅広く行っている。
正面には嘉納治五郎の像があり、道場もあり、日々多くの柔道家が練習をしている。日本国内の柔道競技を統括する公益財団法人全日本柔道連盟の事務局も本館5階に入っている。また、学校講道館という柔道の各種専門学校も開校している。

柔道の聖地・講道館の名前の由来

柔術の「柔よく剛を制す」の柔の考えは「心身の力を最も有効に使用する」という点が柔道の技術と一致している。これは、社会生活にも関係して重要だと考えた。
この考えを生活に生かすことで、互いに信頼して助けあえば自分も世の中の人も共に栄えることができるという「自他共栄」を目的と教えている。 「術」ではなくこの考えと目的によって自分を心身ともに完成させるのが「道」であるとした。その道を講ずる所という意味で名づけられたのが「講道館」という名前の由来だ。

柔道の総本山の創設者・嘉納治五郎師範について

嘉納治五郎師範は、幼少期から体が弱かったので、強くなりたいと柔術の修行をしていた。天神真楊流柔術、起倒流柔術でそれぞれ奥義に達し、ほかの流派にも興味を持って取り組んでいた。
また、国際オリンピック委員会会長のクーベルタン男爵からの要請で、オリンピック委員に就任した。これは東洋人として初のことだった。国内外で体育の奨励に尽力をし、体育指導者養成もすすめ、「日本体育の父」と仰がれる存在だ。また、海外でも、柔道の講演、実演をして、柔道の紹介と普及に努めた。

聖地、講道館へのアクセスについて

さまざまな公共交通機関から講道館へアクセスができる。都営地下鉄の三田線や大江戸線の春日駅から徒歩ですぐに行くことができる。東京メトロ南北線や丸ノ内線の後楽園駅や、JR中央線や総武線の水道橋駅からも徒歩で行ける。駅から徒歩で近いという便利なところにある。
また、都営バスでも春日駅から行くことができるなど、どこからもアクセスができるので、柔道に興味のある外国からの旅行客でも簡単に講道館へ行くことができる。入場無料という点も魅力的だ。

聖地を楽しんだ後に行きたいおすすめのスポット

最寄駅の1つである後楽園駅近くには、読売ジャイアンツの本拠地であり、コンサートなども開催される東京ドームがある。東京ドーム内には、野球の功労者の収蔵品を収めた野球殿堂博物館がある。また、プロレスの聖地とも言える後楽園ホールや、サンダードルフィンなどの絶叫マシンなどさまざまなアトラクションを楽しめる東京ドームシティアトラクションズもある。宿泊には、東京ドームホテルが併設されている。
また、柔道以外にも日本の武道はたくさんあるが、少し足を伸ばせば、剣道、弓道、相撲、空手道、合気道などをはじめ武道の稽古場、競技場として使用されている日本武道館がある。

まとめ

柔道の聖地である講道館について説明した。 柔道という武道の奥深さや歴史を知るには講道館へ一度足を運んでみてはいかがだろうか。