田知本遥選手のプロフィール
田知本遥選手は、1990年生まれで、階級は70キロ級。身長は167センチ。お姉さんである田知本愛選手の影響を受けながら、小学校2年生の時から柔道を始めた。最初は友達が習っていたピアノを習いたいと思っていたそうだが、そのことが許されず柔道を続けることになったそうだ。
嫌だと思いながらも続けた柔道だったが、彼女は非常に熱心な選手で、練習はめげずに取り組んだ。そのおかげで、性別に関係なく多くの子どもたちの中で次第に才能を開花させていった。
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柔道家・田知本遥選手の功績や凄さに迫っていく。 田知本遥選手の魅力や経歴などを、わかりやすく紹介したいと思う。
田知本遥選手は、1990年生まれで、階級は70キロ級。身長は167センチ。お姉さんである田知本愛選手の影響を受けながら、小学校2年生の時から柔道を始めた。最初は友達が習っていたピアノを習いたいと思っていたそうだが、そのことが許されず柔道を続けることになったそうだ。
嫌だと思いながらも続けた柔道だったが、彼女は非常に熱心な選手で、練習はめげずに取り組んだ。そのおかげで、性別に関係なく多くの子どもたちの中で次第に才能を開花させていった。
田知本選手は、自身の柔道を「ガツガツ攻めること」と語っており、逆にフェイクをかけるような細かな技には向いていないとしている。
その言葉からもわかるように、田知本選手は常に攻めの柔道を展開している。一歩も退かない姿勢は、見ていて危なっかしさを感じることもあるのだが、退いた選手は一気に負けてしまうのだ。
前述したように田知本選手の姉である田知本愛選手も柔道家だ。幼い頃から柔道の腕を磨き合ってきた仲であり、妹の遥選手と今でも時折ケンカをするそうだ。
お姉さんの愛選手はケンカをしていても周りにわかるような素振りは見せなかったようだが、妹の遥選手はプンプンした素振りを周囲に振りまいていたという。
しかし、ケンカをしている時の戦績は不思議と悪いものではなく、むしろ「怒りのパワーが良い方向に働いているのでは?」といった見方もあるようだ。
田知本遥選手は、2016年のリオ五輪に出場した。姉の愛選手は惜しくも選考に落ちてしまい出場することができず、姉妹の夢は妹の遥選手に託された。
そして見事90キロ級で金メダルを獲得。観客席には応援にかけつけた愛選手の姿があった。
オリンピックでは表彰式の後、入賞した選手は1人だけ観客席から試合場に降ろすことを許されるのだが、この時に遥選手が指名したのは愛選手。涙を流す愛選手の首に金メダルをかけ、その喜びを分かち合った。
田知本選手は東京五輪でもメダル獲得が期待されていたが、2017年4月に筑波大学大学院に入学し、同年10月に引退を表明した。「次に求める気持ちが湧いてこなかったことが理由のひとつ」と柔道家として完全燃焼したことを理由に挙げた。