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期待選手も育っている兵庫県柔道強豪校

2017 1/25 10:28
柔道
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Photo by An Wenhong/Shutterstock.com

日本柔道は、2016年リオデジャネイロオリンピックでは期待以上の活躍を見せてくれました。2020年東京オリンピックでの期待も高まりますね。2020年には今の高校生がオリンピックで活躍するのかもしれません。ここでは、兵庫県に絞って柔道の強豪高校をご紹介したいと思います。

兵庫県高校男子の雄、神戸国際大学附属高等学校

神戸国際大学附属高等学校はキリスト教の精神に基づいた教育を展開するクリスチャン高校です。国際社会に通用する人材育成を目的に、進学キャリ、文理特進、アスリートの3コースに分かれて入学、進路に合わせた教育を実践しています。
柔道部は2016年インターハイ県予選で3連覇を飾り、全国大会では2回戦まで進みました。個人戦では73kg級で村上優哉選手、100kg級で倉見潤選手が優勝、全国大会に臨み、倉見選手は2回戦で敗れましたが、村上選手は8位と健闘しました。
また、村上選手は2016年ポーランドで行われたカデ(15歳以上18歳未満)国際大会73kg級で優勝を果たしています。2016年12月に行われた2017年第39回全国高等学校柔道選手権県予選でも団体と個人の66kg級で鎌田樹選手、73kg級で村上優哉選手、無差別級で福井優駿選手が優勝、本戦への出場を確実にしました。

兵庫県では敵なし、女子柔道の夙川学院高等学校

夙川学院高等学校は男女共学のキリスト教学校教育同盟の加盟校として、正義と平和を愛し、国際社会で日本人として正しく生きることができる人の育成を目指しています。学科を4コースに分け、その中のグローバルアスリートコースでは語学、スポーツ科学、理論にも重点を置き、国際的なアスリートの育成を目指しています。
女子柔道では兵庫県では敵なしの圧倒的な強さを発揮、2016年インターハイに出場してベスト8に進出すると、2017年に行われる第39回全国高等学校柔道選手権県予選では団体と個人戦では、48kg級金知秀選手、52kg級阿部詩選手、57kg級北岡央選手、63kg級岡田萌選手、無差別級吉峰芙母絵選手と全階級で優勝を飾り、本戦出場権を獲得しました。

個人戦が得意か、神港学園神港高等学校

神港学園神港高等学校は学力の育成、国際感覚を持ったグローバル人材、豊かな感性を持った女子の育成などを教育目標に揚げる文武両道の私立高校です。男子柔道部は全国制覇が目標の強豪校ですが、最近は神戸国際大学附属高等学校の陰に隠れ団体での全国大会出場はできていません。
2016年はインターハイ予選団体2位でしたが、100kg超級では佐藤貴成選手が個人優勝を果たし、全国大会ではベスト16まで進みました。2017年に行われる第39回全国高等学校柔道選手権県予選では60kg級で顕徳大晴選手が優勝して本戦出場を決めています。2016年グランドスラム東京大会で66kg級を制した阿部一二三選手は、本校2015年の卒業生です。

まとめ

兵庫県の柔道強豪高校と、2016年に活躍した選手をご紹介しました。 兵庫県は講道館柔道の創始者でもあり、柔道の父とも呼ばれる嘉納治五郎範士の出身地です。 東京オリンピックへの代表派遣は県民の願いではないでしょうか。 若い人材も育っており、十分期待の持てる話ですね。