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審判の審判?柔道のジュリー制度とは?

2016 12/9 21:03
柔道
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Photo by Lilyana Vynogradova / Shutterstock.com

大胆な一本背負いから細かい足技まで見ごたえのある柔道。審判はそんな激しい技の応酬を正確に判定する必要がある。そこで導入されたのがジュリー制度だ。今回は初めてこの言葉を聞く方に向けて、ジュリー制度を解説していく。

ジュリー制度とは?

ジュリー制度とは、一言でいえば審判を監督する審判だ。これまで柔道の試合は主審1人と副審2人によって進行されていた。1994年に導入されたジュリー制度では、ジュリー(審判委員)で構成される審判委員会が設けられ、試合進行を行う審判を監督する。
国際柔道連盟の規定によると、ジュリーには試合を止める、審判団と協議するなどの権限がある。しかし、このジュリーの権限がどの程度認められるのか不明な点もあり、2013年からは後述する新ルールが試験導入されている。

ジュリー制度が導入された背景と導入後の問題

ジュリー制度が導入されたのは、これまでオリンピックなどの国際大会において、本来ならば自身のポイントであるにもかかわらず相手のポイントになってしまうなど、審判の判定を巡る騒動が多く見られたためだ。ジュリー制度導入後には、このような誤審が少なくなったが、「審判が一度判定を示して試合場を離れてから判定を変えてはならない」といった国際柔道連盟の審判規定と矛盾するなど、ジュリー制度そのものの問題点も見られるようになった。

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