手技っていくつくらいの種類があるの?
手技というのは、柔道の中で特に目立つ技の一つだ。立ち技であり、そこから繰り出される投げ技は非常に美しく、多くの柔道ファンが見たい技のひとつとなっている。
これまでにさまざまな手業が編み出されてきたが、現在では16の手技が正式に柔道の投げ技として取り決められている。名前はわからなくとも、見たことがあるという技も結構あると思う。
今回は、そんな手技の中でも特に有名な4つの技を見ていこう。
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柔道には多彩な技があり、綺麗に決まった時はその素晴らしさに美しさすら感じる。特に投げ技などの多い手技は、派手でおもしろいのだが、いったいどれくらいの技があり、どんな技があるのだろうか。特にメジャーな手技について紹介したいと思う。
手技というのは、柔道の中で特に目立つ技の一つだ。立ち技であり、そこから繰り出される投げ技は非常に美しく、多くの柔道ファンが見たい技のひとつとなっている。
これまでにさまざまな手業が編み出されてきたが、現在では16の手技が正式に柔道の投げ技として取り決められている。名前はわからなくとも、見たことがあるという技も結構あると思う。
今回は、そんな手技の中でも特に有名な4つの技を見ていこう。
柔道の試合観戦をする人はもちろん、あまり柔道を知らない人も、背負投という技は聞いたことがあるという人が多いと思う。取組の中で、相手の懐奥に入り込み、相手を背中でおんぶするような形で背負って肩越しに投げる技のことを言う。
どちらかというと、大柄な選手よりも、小柄な選手が自分より大きな選手を投げるときに使う技とされている。
日本でこの技を得意とする選手としては、かつての谷亮子選手や野村忠宏選手、そして大きな選手にもかかわらず井上康生選手が得意としていた。
内股すかしは、ある意味カウンターの技ともいえるだろう。相手選手が自分の内股をかけようと出してきた足をかわして、相手の動きを利用して回転させて倒す技で、内股をすかすということで内股透かしといわれている。
この技は、一本を取る確率が高いということで人気の技となっている。だが、タイミングを見誤ると、内股をかけられてしまうので、自分が危険にさらされる。
日本の篠原信一選手が得意としていたが、シドニー五輪で誤審が問題になったのがこの技だ。
肩車は投げ技のひとつとされている。重心を崩した相手の懐に潜り込んで、相手の股に手を入れて、肩で持ち上げて回転させながら投げ落とす。
この技を初めてみた時は、まるでプロレス技のような印象を持ってしまうが、昔からあるれっきとした柔道の技だ。覚えるのが非常に簡単で、体格を気にせず使うことができるのだが、足取り禁止のルールに抵触しないためにも、使うタイミングを見極めるにはかなりの熟練が必要だ。
国際試合においては基本的に禁止技とされているが、返し技や連続技として使用することは認められている。
山嵐は、一部では幻の技とも言われている投げ技だ。相手選手の右袖と左襟の同じ方向をつかんで投げるもの、非常に豪快な技だ。
なぜこの技が幻なのかというと、一時期は手技から外されてしまい、技のひとつとして認められていなかったからだ。
その後、再び技と認められ、手技の中に組み込まれたのだが、今度はルール改正により、同じ側の襟と袖を長く握っておくと反則になってしまうため、なかなか技に持ち込むことができないのだ。そのため、技の難易度も相まって幻の技と言われている。
数ある柔道の技の中でも、手技について紹介させていただいた。今回紹介した技は手技の中でも一部だが、メジャーなものから、派手なもの、幻とされるものまで取り上げた。どれも生で見ると迫力満点なので、ぜひ柔道の試合を観戦してみてはいかがだろうか?