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J1浦和レッズ・ロドリゲス監督、チームに手応え「サポーターの皆さんにスペクタクルを」

2021 2/26 19:05SPAIA編集部
浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督ⒸSPAIA

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14年ぶりホームで迎える開幕戦

J1浦和レッズのリカルド・ロドリゲス新監督が26日、FC東京との開幕戦の前日会見を行った。

翌日に控えた開幕戦に向けて「状態は良い。準備はしっかりしてきた。私にとっては新しいチームだが、私のサッカーのアイディアやイメージを理解させることに努めてきた。ここまでの蓄積が1勝目につながることを願う」と抱負を語った。

開幕戦のスタメンは既に決まっているという。メンバー選考について「チームの最大のパフォーマンスを発揮する」ことをキーポイントに挙げ、「相手のパフォーマンスを見て、それに対してどう守るのかというより、どのように戦えば相手にダメージを与えることができるのか、を優先している」と明かした。

対戦相手のFC東京は積極的にプレスをかけてくることが予想されるが、「いくつかのオプションを用意している」と対策にもぬかりはない。一方で、「相手よりも自分たちのゲームプランに近い試合を作ることが大事。自分たちがやりたいことを実行して、(相手が)よりやりにくい、不快に感じる流れを作りたい」と、あくまで自分たちのスタイル発揮に注力する考えのようだ。

前線に不安残すも杉本に期待

今季の目標として「攻撃的で魅力的なプレースタイル」を掲げるスペイン人指揮官。昨季はリーグ13位の43得点に終わっており、得点力の改善は急務だ。ただ、FWレオナルドが中国へ移籍、FW興梠慎三も万全な状態ではなく、前線の陣容には不安を残す。

そんな中、FW杉本健勇へかかる期待は大きい。キャンプでは規律違反で世間を騒がせてしまったが、汚名返上の機会はすぐ訪れるかもしれない。新指揮官も「プレスについても問題なくできる。フィニッシュも持っているし、コンビネーションもできる。攻守のセットプレーでも重要な存在」と信頼を寄せた。

昨季は徳島をJ1に昇格させたロドリゲス監督も、J1で指揮を執るのは今季が初めて。今の心境について「穏やかな心で挑むことができるし、自信を感じている。チームにも手ごたえを感じている」と、開幕に向けて気負いはない。

ここ数年低迷している浦和だが、J2を席巻した戦術家の手によってどのような変貌を遂げるのか。新生レッズの開幕戦は27日14時キックオフ。

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