変化球駆使する左腕メンデス

1勝1敗で迎える「伝統の一戦」第3戦(東京ドーム)。巨人はヨアンデル・メンデスが先発する。
来日1年目の今季は4試合に登板して1勝2敗、防御率2.61。平均147キロのストレートのほか、スライダー、チェンジアップ、シンカー、カーブを駆使して打ち取るのが持ち味の左腕だ。
阪神戦は4月12日の2回戦(東京ドーム)に登板し、6.0回3安打1失点。ノイジーに一発を浴びた以外は好投していたが、相手先発の村上頌樹が7回パーフェクト投球だったため勝ち星はつかなかった。
3位・広島が調子を上げており、追いかける巨人もここは踏ん張りどころ。まずはメンデスが試合を作ることが勝利への条件となりそうだ。
前回巨人戦は秋広の一発のみに抑えた才木
一方の阪神は才木浩人が先発する。今季は11試合に登板して5勝4敗、防御率1.83。交流戦は3試合21イニング無失点と好調だったが、前回6月25日のDeNA戦(横浜)は5回4失点で負け投手となった。そこから中5日でのマウンドだ。
巨人戦は5月28日の8回戦(甲子園)以来、今季2度目の登板。前回は7.2回122球を投げて、秋広優人のソロ1発のみに抑える好投で3勝目を挙げた。
一皮むけた本格派右腕が自己最多に並ぶ6勝目をつかめるか。抜け出すかと思われた阪神も一時は2位に陥落するなど混戦状態に拍車がかかっているだけに、負けられない一戦だ。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
【セ・リーグ】
ヤクルト・高橋奎二-広島・森翔平(神宮)
DeNA・東克樹-中日・涌井秀章(横浜)
【パ・リーグ】
日本ハム・北山亘基-オリックス・山岡泰輔(エスコンF)
西武・隅田知一郎-ソフトバンク・石川柊太(ベルーナドーム)
ロッテ・C.C.メルセデス-楽天・藤井聖(ZOZOマリン)
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