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【すきやけん】愛媛県の野球強豪校5選

2016 8/26 13:36
高校野球
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Photo by mTaira/Shutterstock.com

野球王国と称される愛媛県。その中で強豪と言われている高校を5校選び紹介したい。 野球王国愛媛で、なぜそれらの高校は強豪と呼ばれるのか。強さの秘密を強豪校の由来や戦績などを交え、改めて振り返ってみよう。

甲子園の常連「愛媛県立松山商業高等学校」野球部

松山市旭町にある通称「松商」は、夏の甲子園では公立高校として全国最多の勝利数を誇る名門だ。その数80勝にも及び、全国優勝も夏に5回、春に2回と特に夏の大会で強さを発揮している事から「夏将軍」とも呼ばれている。
1996年の第78回全国高校野球選手権大会決勝戦では熊本工業との古豪同士の戦いとなり、「奇跡のバックホーム」でも有名となった。その後6-3で延長戦を制したのは松山商業高校で、この年も優勝している。

愛媛県東予の強豪校「愛媛県立西条高等学校」野球部

愛媛県西条市にある西条高校の校地は江戸時代の西条藩陣屋跡で、堀には噴水が設置され、陣屋の正門である大手門がそのまま使用されているという全国でも珍しい校門がある高校だ。全国高校クイズ選手権でも優勝を果たしている。
野球部は、1956年の第41回全国高校野球選手権大会で夏の甲子園を制している。その後も、第44回にはベスト4進出、春の選抜では第57回にベスト8に進出している強豪校となっている。

史上最速の初優勝を果たした強豪校「松山私立済美高等学校」野球部

松山市湊町にある済美高校は2002年から男女共学となった高校で、県内屈指のマンモス校と知られ、その生徒数は全校合わせて約2000人とも言われている。これは中四国地方では最も生徒数の多い高校だ。
野球では春の選抜大会を創部3年目で史上最速初出場、初優勝を果たし、一気に有名となった上甲正典監督率いるチームで、愛媛県の私立高校としては初めての快挙となった。現在でも他の私立高校は愛媛県代表にはなっていない。

愛媛県南予の甲子園常連校「愛媛県立宇和島東高等学校」野球部

愛媛県宇和島市にある宇和島東高校は、元済美の監督をしている上甲正典監督が就任していた。県立高校で甲子園常連校にまで育て上げ、選抜大会では1988年、第60回選抜高校野球大会にて初出場、初優勝の快挙を達成した。
それからも初夏合わせて11回の出場を果たし強豪としての地位を確立する。この高校からは多くのプロ野球選手や大リーガーを輩出しており、現在もプロ野球のコーチ等で活躍している選手も多い。

名将率いる名門校「愛媛県立今治西高等学校」野球部

愛媛県今治市にある今治西高校の野球部は決勝戦進出はないが、それでも春12回、夏12回の甲子園出場経験があり、2007年夏には通算30勝目を挙げ、ベスト4進出は春夏合わせて5回ある名門となっている。
監督は大野康哉監督で、「耐えて勝つ」事をモットーにしている。監督は今治西が母校で平成17年から赴任し、それからというもの夏の甲子園では5回の出場を果たし、県内の名将として着実にその地位を築き上げている。

まとめ

野球王国と言われている愛媛県は強豪校揃いだ。
常連校から名門まで、それぞれの歴史を持っている。これからの高校の中から今後プロ野球選手も生まれ続けるだろう。
これからも愛媛の強豪校に期待したい。